2020年12月27日日曜日

賢くて本好きな子に育ってほしいと思うなら 是非これだけは家の本棚に揃えておきたい


学校の教科書に出てくる日本文学の名作 

本好きで賢い子にしたい、これは子を持つ親がよく思うことです。でも何もせずして本好きな賢い子は育ちません。子を本好きにさせるには親の態度と家庭環境が大切です。

それには子どもが小さいときによく読み聞かせをするとか、親が本を読む姿を子に見せることです。またそれと同等に大切なのは家の本棚に良い本を揃えておくことです。

子供たちは学校の国語授業で日本の名作小説を学びます。

とは言え一度学んだだけでは時が経つと忘れてしまいます。でも家の本棚に学んだ作家の本があれば別です。こどもは「アッ、本棚に学校で習った本がある!と気づいてその本を手にするからです。

これによってその作家(作品)についての知識が定着していくと同時に興味がわき、次第に本そのもにに対する関心が強くなっていくのです。

こんな意見に関して、「家に本棚がなくてもネットに青空文庫があるから大丈夫」という声があちこちから聞こえてきそうです。

でもネットはデジタルですから本の感触が伝わりません。本好きになるには本から直に手に伝わる感触が必要なのでは、と思うのですが・・・。

 

中学の教科書ではこんな作品が出てくる

ところで子供たちが学校で学ぶ文学の作家と作品はどの様になっているのでしょうか。

それを知るために、ここでは中学校教科書に載っている作家及びその作品をご紹介することにします。 

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夏目漱石 「吾輩は猫である」「坊ちゃん」「草枕」「三四郎」「こころ」

森鴎外「舞姫」「山椒大夫」「高瀬舟

島崎藤村 「若菜集」「夜明け前」

志賀直哉 「暗夜行路」

宮沢賢治 「注文の多い料理店」「雨ニモマケズ」

芥川龍之介 「羅生門」「鼻」「蜘蛛の糸」

川端康成 「伊豆の踊り子」「雪国」

太宰治 「人間失格」「走れメロス」

樋口一葉「たけくらべ」

Etc.

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

子供にいる家庭に必要な本棚の中身とは

上では中学校の教科書に出てくる作家と作品を並べました。

いかがでしょうか。これらの本がお家の本棚に揃っているでしょうか?いずれも一度は読んでおきたい名作ばかりです。

では本棚にはこれだけ揃えておけばじゅうぶんなのでしょうか。

中学生は感受性が強くいちばん影響を受けやすい年代ですから、その時代に学ぶ作品だけで十分とも考えられますが

できれば小学生でよく出てくる名作童話野代表作、それに高校生がよく学ぶ海外の作家の名作も揃えておけば万全ではないでしょうか。

 

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2020年12月22日火曜日

作家が〆切に迫られ無理して書くと ” やっつけ仕事 ” になるのだろうか

 


一流作家なのにつまらないエッセイがある・その理由とは?

一流と言われる作家の作品なのに、どうしてこんなにつまらないなのだろうか?

作家のエッセイ集を読んでいるとき、よくこんなふうに思うことがあります。

でも一流と呼ばれるのだから、これまでに良い作品をたくさん書いたはずです。なのになぜ読者を失望させるつまらないエッセイを出すようになったのでしょうか。

その原因について考えてみました。

 

締め切り時間に急かされ思考不足、あるいはテーマのストック不足?

一流と呼ばれる作家なのにエッセイなどでつまらない作品を書く原因は色々あるでしょうが、具体的には次のような理由が考えられます。

 

・気の乗らないまま無理やり書いた

書くことのプロである作家とはいえ、いつもスラスラと文章が出てくるわけではありません。日によっては机の前に座っても一向に気が乗らず長い間一行も書けないこともあります。

とはいえ仕事である以上何もせずに過ごすことは許されません。それで気の向かないまま無理やり書くことになります。でも良いものは書けず、結果としてつまらない作品ができあがるのです。

これがストーリーのある小説の場合なら、ある程度まで進行していると、展開に応じて主人公をはじめ、登場人物が独り歩きして進行を助けてくれますから、たとえ気が向かなくて無理やり始めても時間の経過とともに自然に興がのってきます。

ところがエッセイの場合はそうは行きません。主人公がいるわけではなく、別にストーリーと呼ばれるものもありませんから展開が独り歩きして進んでくれることはありません。

あくまで執筆者の考えのまましか文章は進行しないのです。それ故に気の向かないまま書いたエッセイはできの悪い作品になりがちなのです。 

・〆切に迫られて急いで書いた

エッセイでものを言うのはなんといっても文章力です。一つのことを書くにしても思いついたまま書き留めて終わるのではなく、できるだけ練りに練った文章で表現してこそ良いエッセイと言えるのです。

しかし〆切に迫られているときはなにぶん余裕がありません。それ故に時間に追われ文章をじゅうぶん錬ることができないのです。

言い換えれば良い文章をつくるための必須条件である推敲の時間が取れないのです。 

・良いテーマが見つからず、適当に間に合わせた

良いエッセイは文章力だけではできません。文章力を活かすためには良いテーマが必要です。良いテーマで執筆に臨めばモチベーションが上がります。

どんな仕事で成果を上げるためには何をやるかというテーマが大事なのです。良いエッセイのためには良いテーマが欠かせません。

とは言え良いテーマはどこにでも転がっているものではありません。見つけるためには懸命に努力しなければならないのです。

エッセイに注文が多いプロの作家なら普段からテーマの蓄積に務めるべきです。

それを怠らずに行っていれば、たとえ〆切に迫られて書いた作品でも駄作に終わる恐れはないのです。 

 

つまらな作品になる理由はいろいろあるが最大の理由は書き過ぎ

上で書いてきたように、せっかく書いた作品が読者につまらないと評価される原因はいろいろですが最大の理由は書きすぎです。これまで出版社の依頼に任せて書き過ぎてきたからです。

作家といえども書くためには題材(テーマ)をインプットしなければなりません。そのため普段から観察力をフル動員して題材の収集しストックに努めます。

そしてクライアントから原稿の注文に応じてストックしたものからアウトプットして執筆するのです。

そうして書かれた作品なら読者からつまらないとは思われないでしょう。なぜならストックされた選りすぐりのテーマの中から選ばれたものだからです。

でも注文のまま原稿の依頼を受け過ぎると、アウトプットにインプットが追いつかず、ストックが尽きていきます。

そうした状態のときに書いたものがつまらない作品になるのです。

 

作品を依頼されても良いテーマがないときは執筆を断っては

文壇で長く活躍しているベテラン作家ほど執筆を依頼されるエッセイの数は多くなります。それ故に蓄積してきたエッセイ執筆のためのテーマは次第に枯渇してくるのは当然のことです。

にもかかわらず出版社をはじめ、いろいろなメディアなどからの原稿依頼は一向にとどまることはありません。

蓄えたエッセイのテーマが少なくなっているのに注文が一向に減らないのです。

でも依頼を断ることができないので、その場しのぎの適当なテーマで無理をして書くことになります。

結果は自明の理で、間に合せのテーマではいかに一流作家の腕でも決して良い作品は生まれないのです。

一流作家なら注文が多いのは仕方がありませんが、良いテーマが無いときはたとえ心苦しくても執筆を断ることも必要ではないでしょうか。

無理して引き受けるとやっつけ仕事に終わってしまい、結果として読者に失望を与えるだけです。

2020年12月17日木曜日

この新書を読んでみたい

 



(この本の内容) 

歌謡曲やトレンディドラマは、恋愛するのは当たり前のように騒ぎ立て、町には手を絡めた恋人たちが闊歩する。


こういう時代に「もてない」ということは恥ずべきことなのだろうか?


本書では「もてない男」の視点から、文学作品や漫画の言説を手がかりに、童貞喪失、嫉妬、強姦、夫婦のあり方に至るまでをみつめなおす。


これまでの恋愛論がたどり着けなかった新境地を見事に展開した渾身の一冊

  

(もくじ) 

第1回 童貞であることの不安—童貞論


第2回 「おかず」は必要か?—自慰論


第3回 女は押しの一手?—恋愛論


第4回 てめえらばっかりいい思いしやがって!—嫉妬・孤独論


第5回 妾の存在意義—愛人論


第6回 強姦する男、誘惑する女—強姦・誘惑論


最終回 恋愛なんかやめておけ?—反恋愛論


(著者紹介)

小谷野 敦

コヤノ アツシ

1962年茨城県生まれ。東京大学文学部大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了、学術博士。大阪大学助教授、東大非常勤講師などを経て、作家、文筆家。著書に『もてない男』(ちくま新書)、『聖母のいない国』(河出文庫、サントリー学芸賞受賞)、『現代文学論争』(筑摩選書)、『谷崎潤一郎伝』『里見�ク伝』『久米正雄伝』『川端康成伝』(以上、中央公論新社)ほか多数。小説に『悲望』(幻冬舎文庫)、『母子寮前』(文藝春秋)など。

  

もてない男 : 恋愛論を超えて 

小谷野敦著
-- 筑摩書房 , 1999 

(ちくま新書 ; 186)
ISBN : 新<9784480057860> , 旧<4480057862>

 

出典・新書マップ


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2020年12月15日火曜日

居酒屋で女子店員の感じがすごく良かったので、つい注文が多くなってしまった

 


JR駅近くの居酒屋、この店に来たとき注文するのはたいていハイボールが1~2杯、酒の肴も多くて2品が決まりになっています。

ところが今回はハイボールが3杯、おかず類も3品を注文しています。明らかに前回までより多いのですが、いったい何故なのでしょう。

ズバリ、それは新しく入っていたバイト店員さんの影響です。はじめて見た人ですが、見た目が清楚で品が良く、それに注文の際の受け答えもテキパキしていてとてもスマートなのです。

これがすっかり気に入って「今日はこの店に長くいたい、そのために注文をもっと追加したい」と思わせたのです。

  

居酒屋のバイト店員・見た目や接客技術で注文量に大きな差がつく

「アルバイトの店員でも能力によって賃金に差をつけるべきなのでは」こんな事を考えたのは、その日居酒屋へ行ってからのことです。

初めての店ではありませんが、前に来店したときからは随分間が空いており、おそらく半年ぐらいは経っています。

こんなに長く間が空いたのは、以前いた感じの良い店員さんが辞めていなくなったからです。その店員さんがとても気に入っていて、それで通っていたのですが、辞めてしまったのはとても残念なことでした。

でも今回久しぶりに行ってみると、新たに魅力的な店員さんが入っていました。

それに気を良くしてつい注文が多くなったのです。これでおわかりでしょうが、客は店員次第で注文の加減をするのです。

 

居酒屋の新人バイト店員に能力給はあるのだろうか

上でも書いたように、居酒屋では店員さんの良し悪しによって明らかに注文の量が異なってきます。

それをよく示すよう今回の注文では通常よりハイボール1杯、酒の肴1品が増えているのです。これをお金になおすと、いつもより800円ぐらい余計に払うことになるのです。

こうなったのは取りも直さず店員さんが感じが良く、知らないうちに余計に注文がしていたからなのです。

 

同じバイト店員でも人によって生産性が大きく異なる

今回の例ではっきりわかりますが、一般的に客は店員さんの感じ次第で注文の量が異なるのです。つまり、感じが良ければ注文を多くして長居し、悪ければ少なくして早めに退散してしまうのです。

これで店員による生産性の違いははっきりわかります。要するに、感じの良い店員こそが店の売上に貢献してくれるのです。

 

バイトでも人によって時給に差をつけたほうが良いのでは

居酒屋で働くバイト店員さんはいろいろで、皆が感じの良い人ばかりではありません

笑顔が乏しく接客業であることでさえ認識できてない人

受け答えがそっけなく、ホスピタリティ精神が欠落した人

店員同士の雑談が多い人

など、好ましくない人たちも案外多いのです。

そんな中で、見た目よく、愛想よく、受け答えの優れた人がいれば目立ちます。こういう人こそ店の宝なのです。

こんな人がその他のあまり好ましくないバイト店員さんと同じ待遇なら、それは間違っています。

待遇を優遇すべきです。大事なのは他より賃金を高くすることです。

それを本人が自覚すれば、さらにモチベーションを上げて店のために貢献してくれるに違いありません。

2020年12月11日金曜日

ネットニュースはタイトルが生命

                                                      出典:ケータイWatch

増殖を続けるネットニュース ヤフーだけで1日4000件

ネットニュースでダントツ人気トップのヤフーニュースはヤフートピックスの名のもとに1日約4000件もの記事を配信しています。

もちろんこれほど多くニュースがあればすべてがPV数の多いよく読まれる記事ばかりではなく、中には読者に目を向けられることのない記事も少なくありません。

ではどうして読まれる記事と読まれない記事の差が出るかといえば、その多くの理由が記事の見出し(タイトル)にあるのです。タイトルが良くな読者ければは目を向けてくれないのです。

 

読者はタイトルを見てアクセスを決める

上でヤフーニュースとして配信される記事は1日に4000件と書きましたが、これほど多くのニュースがあれば読むのも大変です。

全部読むのはとうてい不可能ですからまず何を読むかを決めなければいけませんが、そのためにはスピーディに記事の内容をチェックする必要があります。

そのためにどうするかといえば、タイトルだけを見て記事の中身を推し測るのです。それで興味のわくモノだけを読むのです。

となれば何が何でも興味のわくタイトルをつけなければいけません。

そうなのです。読者に記事を読もうという気にさせるのはタイトルなのです。アクセスもPV数もタイトルですべてが決するのです。

 

タイトルが悪いとPV数が伸びない

読もうという気にさせるのがタイトルなら、逆に読む気が起こらない、と思われるのもタイトルです。

もしそうなら当然のこととしてアクセスには繋がらず結果としてPV数は伸びません。

そうなのです。編集者がいくら良い記事を選んでもタイトルが悪いとアクセスにはつながらないのです。

  

ヤフートピックスに見る

読者の興味を引きつけやすい見出し作成のテクニックとは 

記事を読んでもらうためには読者の興味を引きつけなければいけません。そのためにはまず見出し作成のテクニックを覚える必要があります。

つまりどんなテクニックを使えば読者を引きつけるタイトルを作ることができるか、を覚えるのです。

その方法はいくつかありますが、次の3つが代表的なものです。

 

ヤフートピックス、読者を引きるける見出しづくりのルールとは

毎日4000件という膨大な数のニュースを配信するヤフーですが、

読者を引き付けている秘密は13文字という短くてユニークな見出しだけにあるのではなく、それらが次の3つのルールに従って厳密に作成されているのです。 

ルール「なぜ」「理由」「訳」等のワード記載
記事中に「なぜ」や「理由」の答えが明示されているか、内容に納得感や意外性があるかを判断して使う。

〈ルール 読み手の感情を揺さぶるワード 激怒・珍事・批判殺到などを頻繁に使う
釣り見出し」にならないよう記事中にワードがある場合のみ使う。突出してPVが伸びている記事は、見出し修正する場合もあります。

〈ルールニュースへの反応(場内あ然・まさか・衝撃)
身近さを感じる単語×ユーザーから距離のある非日常的な単語の掛け合わせ、すなわち「言葉の距離」が、意外性生むケースもあります。 

(参考記事)NEWS HACK・Yahoo!ニュース トピックス「13文字見出し」の極意

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2020年12月7日月曜日

コロナ禍の影響なのか? 近頃 昼間から飲み屋に行く人が増えてきた

 



昼間から営業する飲み屋が多くなった

繁華街を歩いていると昼間から営業している飲み屋さんが多いことに驚かされます。お酒は暗くなってから飲むもの思っている私などからするとなんとも不思議なことです。

こうした飲み屋さんが多くなったのはコロナ禍の影響でしょうか。つまりコロナで夜の街が批判されるので、夜の代わりに昼間にお酒を飲みに行く人が増えたのではないでしょうか。

でもお酒を飲むのはカフェでコーヒーを飲むのとは違います。お酒を飲むと酔っ払って仕事をすることが困難になるからです。

ということは昼間に仕事のない人が多いのでしょうか。つまり今の世の中は日中暇な人が増えたのかもしれません。

 

昼飲みの店を紹介するユーチューブの動画がやたら多い

今はテレビ離れもあってか、動画のユーチューブ視聴者が急激に増えているようです。

そのユーチューブを観て気がつくのは、昼飲みの店を紹介しているサイトの多さです。

昼飲みだけではありません。中には朝飲みをタイトルにつけているサイトさえあります。

なんと通勤時間真っ只中の朝8時からやっている飲み屋を紹介しているではありませんか。

 

昼飲みどころか朝飲みの店を紹介するサイトもある

いまユーチューブが大流行ですが、人気サイトの中には飲み屋がテーマになっているものが多いようです。

居酒屋などの人気店を紹介するものですが、飲み屋は夜行くものという常識を破って、昼間からやっていたり、中には午前8時頃の早朝営業の飲み屋を紹介するものさえあります。

 

ランチの席で大声でハイボールを注文する制服姿の中年女性 

JRの駅前に最近オープンしたパブ風の店にランチに行ってみました。

カウンター席に座ってランチメニューにあったカレー定食を注文して食べていると、斜め横のボックス席にいた2人連れの女性客の1人が「ハイボール1杯」と、大声で注文しているではないですか。

女性が昼間からハイボールとは、と少し驚いて声の方に視線を送ってみると、注文主は中年女性で、なにやら制服のような服装からして勤務中のランチのようです。

それにしても勤務時間中制服姿でランチでハイボールを注文するとはなんと大胆なこと。どうやらこの女性も最近の昼飲みブームに悪影響を受けたに違いありません。

 

朝9時に立ち飲み屋に来た女性のシゴトを訊いて驚いた

滅多に行かないのですが、興味半分で朝9時に立ち飲み屋に行った時の話です。

いつも女性客が珍しくない立ち飲み屋にしては上品な佇まいの店なのですが、さすがに朝9時となれば女性客はいません。でもその日は違っていました。

確か9時半ごろだったと思いますが、スラックス姿の体格のいい女性が入ってきました。

女性客に慣れている店のマスターも、流石にこの時間に女性客に接することはなく、珍しく詮索してみたい気持ちが湧いてきました。

こんな時間に来るとは、ひょっとして病院で夜勤を終えた看護婦かも、と思い。お勤めは病院か何かですか?と質問してみたのです。すると相手は躊躇なく答えました。

いいえ、兵庫県警です。

なんと警察に勤務する婦警さんだったのです。警察だと夜勤がありますから、仕事の終わったこの時間に飲み屋を訪れてもなんの不思議もないのです。 

 

昼飲みが増えたのはのは働き方が多様になったからなのか

上で紹介した2人の女性を含め、最近にわかに昼飲みが増えて来ていますが、その原因は色々あるのではないでしょうか。

上の女性の一人のように昼飲みブームの影響を受けるのも一つの原因でしょうが、そんな人ばかりとは限りません。

お酒は暗くなって飲むもの、というのが常識だったのは、昼間は仕事でのめなかったからではないでしょうか。

したがって昼間の仕事がなくなったとすれば、その常識も変わります。仕事しないから飲んでも良いという考えになるからです。

そんな考えが許されるようになったのは人々の働き方が多様になってきたからです。

例えば在宅勤務で出勤がないだけでなく、また勤務日もフレキシブルで。例え土日に仕事して平日お2日間はは自由とか。早朝の6時に仕事を初めて、午後1時に終了とか。

こんな勤務体系だといくらでも平日の昼間にお酒を飲むことができるではないですか。

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2020年12月4日金曜日

高齢者はもっと見た目を良くしたほうがいい


 ズバリ言って高齢者は見た目はあまり良くありません。これは万人が認めることではないでしょうか。こう言うわたしも高齢男性の一人です。

もちろん男だって見た目が良いに越したことはありません。でも男以上に見た目が気になるのはやはり女性の方です。

 

街で見かけるのは4人に1人が高齢者

外出すると当然のごとく多くの人を見ます。その多くの人のうち、このところ高齢者の比率が次第に高くなっています。

高齢化社会が進行中いま、高齢者と呼ばれる65歳以上の人口に対する比率は25%にも達しています。

ということは4人に1人が高齢者なのです。つまり100人に対して高齢者が25人もいることになります。こんなにたくさんいるとなればよく見かけるのは当たり前のことなのかもしれません。

高齢者をよく見ていると、その特徴にも気がつきますが、なんといっても第一に上げたい点は見た目があまり良くない点です。

  

高齢者の見た目が良くないのはなぜ?



・服装が地味すぎる

高齢者の服装でカラーをイメージすれば、すぐ浮かんでくるのは灰色(グレー)です。

灰色はどちらかといえば地味な色です。その地味な色の服装が高齢者をいっそう冴えなくするのです。

 

・姿勢が悪い

腰が曲がっていたり、猫背であったりする人が多いのも高齢者の特徴です。

若い人でも猫背だと年寄り臭く見えますが。高齢者の姿勢の悪さは見た目をいっそう悪くします。

 

・髪型や化粧にお金をかけていない

一般的に高齢者は若い人よりお金を持っているはずです。そのお金を一体何に使えばいいのでしょうか。

子どもや孫に与えるだけが能ではありません。美容室に行くとか、化粧品を買うとかして、自分の美しさのためにもっとお金を使わなければいけません。

  

高齢者は見た目を良くするためにもっとお金を使うべき 

・服装や美容に大いにお金を使おう

高齢者の元凶である灰色のイメージはなんとしてもなくさなければいけません。そのためには服装にもっとお金をかけることです。お金をかけてなるべく明るい色の洋服を揃えましょう。

また髪型も大事です。月に一度は男性は理容室に、女性は美容院に通いましょう。 

・姿勢を良くするために出費を惜しまずジムへ通おう

高齢者の皆さん、海外旅行や国内の温泉旅行も結構ですが、その前にすべきは見た目の改善です。見た目が悪ければいくらお金を持っていても周りの人は敬意を払ってくれず関心も持ってくれません。

人を引きつけるためには、第一に見た目を改善しなければいけません。そのために第一にすべきことが悪い姿勢の矯正です。

ジムなどで姿勢改善の訓練を受けたり、カイロプラクティックで姿勢矯正のための施術を受けるなどすれば姿勢を良くすることは可能です。 

 

高齢女性でも”デビ婦人”のような美しい人がいるではないか

あのデビ婦人を見てください。彼女は御年80歳ですが今でも輝くような美しさです。しかも歳を重ねるごとにその美貌は増しているようにさえ感じます。

デビという名前は外国人のようですがれっきとした日本人です。いつもお茶の間のテレビで目にするように、身近に見習う人がいるではないですか。

 

2020年12月1日火曜日

2020の年末にお薦めする一冊はこの本・「小説をめぐって(井上ひさし発掘エッセイセレクション)」 岩波書店


 没後10年だが、こんな秀逸な作品がこれ迄の著書から漏れていた


井上ひさしは作品があまりにも多く、高評価を受けたものでもこれまでの著書に残されていない作品が数多くあります。

今回の「小説をめぐっては」そうした作品の中からエッセイだけを選りすぐって編集されたものです。

 

井上ひさしは「知の巨人」と呼ぶのがふさわしい 

井上ひさしのことを考えていると、ふと「知の巨人」という言葉が頭に浮かんできた。まさに井上ひさしこそ知の巨人と呼ぶのにふさわしい人なのでは、と。 

過去のわたしのブログ記事に作家の蔵書に関しての次のような文章があります。 

・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

小説家の中で最も蔵書が多いと言われているのが、今は故人となった井上ひさしで、その蔵書は驚くなかれ20万冊にも及びます。 

これがどれほどの量かと言えば、町の本屋さんは到底及ばず、地方都市の図書館の書棚と同じくらい、と思っていただければ良いのではないでしょうか。 

つまり、氏の自宅には人口数十万人を擁する都市の図書館並みの書庫が備えられているのです。 

井上ひさしの蔵書の量には及びませんが、評論家・立花隆の蔵書も相当なもので、仕事場としているビル3階の書庫には7万冊の蔵書が並んでいるといいます。 

これは7~8年前のことですから、おそらく今では10万冊を越しているのではないでしょうか。 

これほど多くの本を揃えるとなれば、費用の方もまた大変な額になるはずですが、その額たるや毎月の本代はコンスタントに15万円ぐらいと言いますから驚きです。 

立花隆だけではありません。女性では珍しい経済評論家の勝間和代も同様に毎月15万円ぐらいを本代に充てていると言います。

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井上ひさしは言葉の達人

この本はまさに名言の宝庫、至るところにハッとさせられる行がある

ここでは本書に出てくる数々の名文の中から5行だけご紹介することにします。

・時間には記憶を美しく飾る働きがある。それ故に過去はできるだけ控えめに注意深く語らねばならぬ。 

・自分が一種の根無し草であるということを自覚することから良質のセンチメンタリズムが生まれる。はてしなくさまよわなくてはいけないという哀しみ、その感傷の述懐。 

・面白い本が早く終わってほしくないと思う気持ちは、幼い頃アメ玉が溶けてなくなるのを惜しんで、ときどき口の中から取り出して眺めたりしたときによく似ている。

 

抜群のユーモアセンスも兼ね備えている

この本の冒頭の部分(18頁)を読んでいて、ふと昔読んだ氏の著書「日本亭主図鑑」という作品を思い出しました。全編がユーモアが溢れたとても愉快な作品です。

なぜ思い出したかと言うと、往年の美人女優若尾文子との交流の場面がユーモア溢れていてとても面白かったからです。

昭和25年、筆者が宮城県立仙台第一高等学校へ入学したとき同じ仙台の宮城県立仙台第二女子高等学校に生徒としていたのが若尾文子です。

彼女は第一高校男子の垂涎の的で、その美しさを友だちに伝えるセリフをこう綴っています。

「その女の子のきれいさといったら、もう、一分見ていると頭がボーッとし、二分見ていると骨がとろけ、三分見ていると生命が危ないほどなんだぜ」。

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 書店による内容紹介

窗体底端

多彩な創作活動を繰り広げ、多くの著書を遺した井上ひさし。でも、新聞・雑誌等で好評を得ながら、まだ著書に収められていない作品が多数あるのです。

その中からエッセイを選び抜き、テーマ別の三冊に編みました。これぞ鉱脈から発掘された「お宝エッセイ」。

井上ひさしは小説を「書く」「読む」の両方に情熱を注ぎました。本書には、創作の原点である山形小松・仙台のこと、書評・文庫解説、同時代の作家との交友、自作に関する「作者のことば」などを収録。

稀代の作家は、どのように書き、どのように読んだのか。「小説」と向き合う、真摯な姿勢が明らかになります。

目次

1 来し方(故郷小松;仙台;仙台文学館館長として)

2 とことん本の虫
(解説(フィリップ・ロス著『素晴らしいアメリカ野球』)
柳田国男への挨拶(柳田国男著『不幸なる芸術・笑の本願』解説)
「FARCEに就て」について
つめくさの道しるべ(宮沢賢治著『注文の多い料理店』解説)
彼のやりたかったことのリスト
セントルイス・カレーライス・ブルース―解説にかえて(『新・ちくま文学の森11 ごちそう帳』)
文学的悪戯(『新・ちくま文学の森16 心にのこった話』解説)
ジェラール・ヴァルテル『レーニン伝』(達人が選んだ「もう一度読みたい」一冊)
「太鼓」の音が近づいてくる)

3 交友録(先達を仰いで;ライヴァルにして友人;後進へ)

4 自作を語る(作者のことば;自作をめぐって)

著者紹介

井上ひさし[イノウエヒサシ]
1934‐2010年。山形県東置賜郡小松町(現・川西町)に生れる。上智大学外国語学部フランス語科卒業。放送作家などを経て、作家・劇作家となる。1972年、『手鎖心中』で直木賞受賞。小説・戯曲・エッセイなど幅広い作品を発表する傍ら、「九条の会」呼びかけ人、日本ペンクラブ会長、仙台文学館館長などを務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

長編から短編まで、たくさんの小説を著した井上ひさし。本を愛し、豊富な読書量で知られ、文学をめぐるエッセイ・批評も数多く遺しました。本書は小説をテーマに、創作の原点である山形小松・仙台の思い出、文庫解説、作家との幅広い交友、自作について綴る「作者のことば」など、著書未収録のエッセイを選び抜いて収めます。

出典:紀伊國屋書店