2020年12月17日木曜日

この新書を読んでみたい

 



(この本の内容) 

歌謡曲やトレンディドラマは、恋愛するのは当たり前のように騒ぎ立て、町には手を絡めた恋人たちが闊歩する。


こういう時代に「もてない」ということは恥ずべきことなのだろうか?


本書では「もてない男」の視点から、文学作品や漫画の言説を手がかりに、童貞喪失、嫉妬、強姦、夫婦のあり方に至るまでをみつめなおす。


これまでの恋愛論がたどり着けなかった新境地を見事に展開した渾身の一冊

  

(もくじ) 

第1回 童貞であることの不安—童貞論


第2回 「おかず」は必要か?—自慰論


第3回 女は押しの一手?—恋愛論


第4回 てめえらばっかりいい思いしやがって!—嫉妬・孤独論


第5回 妾の存在意義—愛人論


第6回 強姦する男、誘惑する女—強姦・誘惑論


最終回 恋愛なんかやめておけ?—反恋愛論


(著者紹介)

小谷野 敦

コヤノ アツシ

1962年茨城県生まれ。東京大学文学部大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了、学術博士。大阪大学助教授、東大非常勤講師などを経て、作家、文筆家。著書に『もてない男』(ちくま新書)、『聖母のいない国』(河出文庫、サントリー学芸賞受賞)、『現代文学論争』(筑摩選書)、『谷崎潤一郎伝』『里見�ク伝』『久米正雄伝』『川端康成伝』(以上、中央公論新社)ほか多数。小説に『悲望』(幻冬舎文庫)、『母子寮前』(文藝春秋)など。

  

もてない男 : 恋愛論を超えて 

小谷野敦著
-- 筑摩書房 , 1999 

(ちくま新書 ; 186)
ISBN : 新<9784480057860> , 旧<4480057862>

 

出典・新書マップ


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