欧米の会社の会議などでは上司が部下に対して、しばしばDon’t give me silly question ! と言うそうです。
記者会見で思うこと・馬鹿な質問にまともに応えてはいけない
Silly Question とはつまらない馬鹿な質問のことをいいます。総理の記者会見のような限られた大事な時間をそんなことの対応に費やしてはいけません。
たとえば4月7日の新型コロナ緊急事態宣言での安倍総理の記者会見でもそう思われる質問がありました。個人的見解ですが、5~6件の質問の中で2件「バカな質問」と思えたものがありました。
こうした質問に対してはたとえ冷たいと思われても、まともに応答しないで、突っぱねるべきではないでしょうか。
でないと、人々が期待している正しい質問に応える時間が奪われてしまい、結果として不満の残る記者会見に終わってしまうからです。
馬鹿な質問であることを認識させることが必要
新聞記者のような賢い人ばかりが出席している記者会見では、つまらない馬鹿な質問など出てこないだろう、と思いたいのが人情です。
ところがさにあらず、どうしてこの場でこんなどうでもいいような質問を、と思うような愚問が出てくることも少なくないのです。
とはいえ、挙手で指名した以上応えてあげなければいけないと、たとえ渋々でもなんらかの応答の発言をして時間を費やします。
しかし、聴いている人達にとって、これほどイライラする事はありません。ほとんどの人が「くだらん質問に時間を費やすな」と怒っているのです。
聴く人を怒らせたのでは良い記者会見で終わりません。主催者としてはそれだけは避けなければなりません。
ではどうしたら良いのでしょうか。答えは簡単です。つまらない質問と思ったら、勇気を出して応答を拒絶すべきです。
とはいえ「くだらない質問はしないで!」などと言う勇気が出ないかも知れません。
そういう場合はせめて「聴く方々の期待に反するかも知れませんので応答できません」とでも言って、きっぱり応答を拒否するのです。
そういう場合はせめて「聴く方々の期待に反するかも知れませんので応答できません」とでも言って、きっぱり応答を拒否するのです。
そうすることによって質問者は自らの質問内容のつまらなさに気づくことにつながるのです。
質問者を決める際は
挙手ではなく質問内容を記入したパネルを上げさせてはどうか
記者会見の終わりには必ず質疑応答が行われます。この際質問者の指名は挙手で行われます。
しかし、この方法ではたして良い(正しい)質問者を選定できるでしょうか。ズバリ、それは無理です。
挙手した人の中からなるべく賢そうな人を選んだとしても、必ずしも期待したような良質問者であるとは限りません。
愚問と言わずまでも、どうでも良いようなことを質問することも少なくないのです。短い質問時間をそうしたことに費やすのは無駄です。
ではどうしたらよいかといえば、上に書いたうに挙手の代わりにパネルに質問内容を書いて上げさせてはどうでしょうか。
そのパネルの内容を観て(よく見えなければ双眼鏡を使う)その内容を吟味して選ぶのです。
こうすれば、間違いなく良い質問者だけが選択できるはずです。
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