2020年4月24日金曜日

テレワークは人によって労働時間に差が出る


テレワークで労働時間に差がでるのは何故なのか?

仕事には生産性が必要です。なぜなら生産性が良いほどコスパが高くなり、逆だと低くなるからです。

どの企業でも、生産性が優れ、コスパが高いことが求めていることは言うまでもありません。

いま新型コロナウイルスの影響で通勤を控えてテレワークにシフトさせる企業が増えていますが、在宅ワークになると人によって労働時間に大きな差が出てきます。

つまり2~3時間で仕事を終えてしまう人やフルタイムの8時間働く人というふうに異なってくるのです。

要するに人によって生産性が異なってくるのです。でもなぜ差がつくのでしょうか。


テレワークではオフィスの時より「早く仕事を終えよう」という意識が強くなる

オフィスでの仕事時間はたいてい8時間と決められています。したがって、仕事のスキルが長じている人でも、どうせ終業までは帰れないのでから特に仕事を急がなくても、と考え、仕事にスピードはそれほど重視しないでしょう。

ところがテレワークではその考えは一変します。つまり、タスクを速く達成して労働時間を短くしよう、という考えが働くからです。

こうしてパソコンやスマホなど、IT機器の知識とスキルに長じた人ほど労働時間を短縮することができるのです。


差が出るのはITの知識とスキルが一様でなく千差万別だから

テレワークでは主にIT機器を使用して仕事に当たることが多くなりますが、その主役になるのがパソコンやスマホです。

ということはこれらに対する知識や使用スキルによって仕事の結果に差が出るのは言うまでもありません。

つまり知識、スキルに長じているほど仕事で良い結果が期待されるのです。それ故に仕事の成果は人によって大きく異なってきます。

となれば当然生産性やコストパフォーマンスに影響し、IT機器をスマートに使いこなせる人ほど好結果を残すことになります。

要するにテレワークではIT機器の扱いが上手な人ほどよい仕事を早く達成することができるのです。

それ故に機器の知識と使用スキルの差でテレワークに当たる人々の間には大きな差が生じてくるのです。


2~3時間で終わる人、きっちり8時間働く人

テレワークで生じる最も大きな差は人々の労働時間です。なぜならIT機器の知識とスキルの違いで仕事の所要時間が異なってくるからです。

例えば仕事が企画書をつくることだとすれば、たとえ同じテーマでも知識とスキルの優れた人ほど短い所要時間で終える事ができるのです。

IT機器が効率を考えて導入されたものだとすれば、これは当然のことです。

機器に対する知識やスキルに難がある人ほど、所要時間が長いのは言うまでもありません。

その結果一方は3時間で仕事を終え、もう一方は8時間目一杯働いても未完成に終わる、ということも珍しくないのです。


PCタッチタイピングやショートカットキー操作技術だけでも大きな差がつく

上ではIT機器の知識やスキルで仕事の成果に差がつくことについて述べましたが、ここではなぜそうなるかを具体的にわかりやすく書いていくことにしましょう。

例えばテレワークの主役になるパソコンについてです。

テレワークでパソコンを使用する際、最も多い作業はタイピングです。例えば企画書やレポートでは文章作成がメインになり、それに必要なのがタイピングです。

これはぜひ覚えておいてほしいことなのですが、このタイピングこそが仕事のスピードに差がつく最大の要因なのです。

この要因はタッチタイピングとショートカットキーの操作にあります。つまりタッチタイピングが上手で、ショートカットキーの知識が豊富な人ほど仕事を速くこなすことができるのです。

この二つのスキルについて具体的に見ていきましょう。


・タッチタイピング

タッチタイピングとはキーを見ずにパソコン入力ができる技術のことです。

キーを見ずに入力できれば、キーを見ながら一文字づつ入力するのに比べてスピードが格段に早くなります。

したがって文字入力が主な作業の仕事では効率が格段に上がるのは言うまでもありません。

それだけではありません。キーボードを見ないで入力できれば文字を探すことに気を使わない分、意識を他のことに向けられます。

つまり、内容をよく考えながら入力することができるのです。その結果、スピーディに充実した内容の制作物を生み出すことができるのです。


・ショートカットキー

ショートカットキーとはパソコン操作手順を短くして目的を達成するための手段です。

したがってこれを使うかどうかで、仕事のスピードが大きく異なってくるのです。

例えば入力した文章をすべてコピーするためその部分を選択するとします。この場合普通は左クリックボタンを押さえながらマウスポイントを移動して文章を選択していきます。

一方、ショートカットキーを使う場合はコントロール(ctrl)キーを押しながらAのキーを押すだけでいいのです。それだけで文章全体が一発で選択されるのです。

スピードの差が歴然であることは言うまでもありません。一作業だけでこれだけの違いがあるのですから、積もり積もれば大きな差がつくのは明白です。

こうした便利なショートカットキーが何十種類もありますから、使わないのはまったく時間を浪費することに他なりません。



テレワークはITスキルを磨く良い機会

いかがでしょうか。テレワークは人によって効率の違いが大きいことの理由を理解していただけたでしょうか。

いま予期せぬコロナウイルス禍が人々を苦しめています。そのしわ寄せの一つが人々に強制されているテレワークです。

どちらかといえばパソコンなどのIT機器が苦手なのが中高年ワーカーでしょうが、この機会を好機と捉えて、ITスキルの向上に励んでみてはいかがでしょうか。

それでこそ、まさに「災い転じて福となす」の結果がもたらされるのではないでしょうか。

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