2020年4月5日日曜日

言ったもん勝ちの世界がおもしろい

「言ったもん勝ち」の意味

発言提案をした人が、発言しない人よりも有利であったり得をしたりする、といった意味で用いられる語。先に陳情した者が採用されやすい、言い争い先に主張した者の意見引っ張られやすいなど、状況によりさまざまな意味合いで用いられる。 

 出典:Weblio辞書



言ったもん勝ちは非難されるべきことだろうか?

世の中には、言ったもん勝ちを自分勝手で行き過ぎた行為のように考える人がいますが、はたしてそうなのでしょうか。

言ったもん勝ちは文字通り物事の優先順位を早さで決めることです。つまり早いものほど良しと考えるのです。

とすれば遅れをとった人は良しと認められないことになりますから、中には不満が高じて不公平感を募らせる人がいるかも知れません。

その結果遅れをとった人が言ったもん勝ちを非難する事につながるのです。果たしてこうした非難は正当と言えるでしょうか。


言ったもん勝ちは積極性と行動力の現れ

言ったもん勝ちは早いもの勝ちと言っても差し支えないように思えます。なぜなら人より早い発言が勝つことだからです。

ということは言ったもん勝ちに必要なのは行動力だとも言えます。あれこれ考えてばかりいずに、とにかく発言してみよう、という積極性に裏打ちされた行動に移す力です。

こう考えれば言ったもん勝ちは積極的な行動力の現れとみなすことができますから、称賛されるべき行為なのです。

とすれば、言ったもん勝ちを非難したり、認めたがらない人たちは、消極的で行動力のない人になるのかも知れません。

つまり自分の行動力のなさを隠すために相手を非難するのです。


「言ったもん勝ち」がなければ世の中は前へ進まない

上でも書きましたが「言ったもん勝ち」あるいは「やったもん勝ち」は積極性と行動力の現れです。したがってどちらかといえば、世の中を前の方向に引っ張っていきます。

前の方向には色々あります。例えばプレゼンでの積極的な企画力の発信、優れたアイデアによる新規事業の立ち上げなど、世の中に新しいエネルギーを注入していくのです。

これがあってこそ、個人の地位向上、組織の発展、社会の発展へと繋がっていくのです。


インターネットは言ったもん勝ちの情報で溢れている

インターネット全盛の今、社会は情報に溢れています。そうした情報の多くはインターネットを通じて流されています。

その中で特に多いのはニュース関連を始めとしたネットの情報サイトです。そうしたサイトは国内だけでも数え切れないほど多くあります。

こうした情報サイトで流される各種情報のタイトルに目を通してみると、よくもまあこれだけ好きなことが言えるものだ、と思うほど、独断的なタイトルが並んでいます。

例えばヤフーニュースという人気サイトがありますが、これ一つをとっても毎日100件以上のニュースのタイトルがスラリと並んでいます。

これらの情報の全ては、元は個人が発信したものです。要するに個人が勝手なタイトルを付けて流した情報なのです。

これぞまさに言ったもん勝ちの世界ではないでしょうか。







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