きん‐べん【勤勉】とは
[名・形動]仕事や勉強などに、一生懸命に励むこと。また、そのさま。
勤勉の英語は
Hard work, diligence
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日本人は勤勉、が疑わしい 勤勉なはずなのになぜ・・・
「日本人は勤勉」よく耳にする言葉です。
でもこれは本当なのだろうか?と疑問に思うことが最近よくあります。
それは勤勉なはずの日本人の行動の結果として、良くないことがこのところ多々現れてきているからです。
具体的には次のような点です。
・勤勉で一生けんめい働くのに生産性が悪いのはなぜ?
生産性が悪い(低い)というのは、別の言い方をするとコスパが悪いことです。つまりかけた労力や費用に対して得られる効果が悪い(低い)ことを言います。
いま日本はこの生産性が諸外国に比べて著しく低いのです。確か世界で20位以降という位置にあり、あまりに低いのでランキングを目にするたびに気が滅入ってきます。
でもおかしいではないですが、日本人が勤勉なのなら仕事には真面目に一生懸命取り組むはずです。
何事もコツコツ真面目にやれば良い結果が得られるはずです。それなのに生産性が悪いというのは腑に落ちません。一体なぜなのでしょうか。
疑わしい点は2つあります。一つは本当に勤勉なのか、ということ、もう一つは勤勉は勤勉でも体だけよく動かしても頭を使わないことが多いのではないか、ということです。
その結果体の動かし方に無駄が多く効率的でないのでは、という疑問が湧くのでです。
・勤勉な日本人になぜ他の国より祝日などの休みが多いの?
最近は土日の休み以外に2連休とか3連休がやたら多いとは思いませんか。カレンダーを見るまでもありませんが、毎月のように土日以外の連休があるではないですか。
一体いつの間に誰がこれほど休日が増やしたのでしょうか。
日本人は勤勉でよく働く国民と世界から認められています。それ故に高度急成長があったのです。
そんな勤勉な日本人に無用とも思えるこれほど多くの休日があって良いのでしょうか。
必要以上に多い休日は勤勉とは真逆の仕事や勉学に対して怠惰な気持ちを生むだけではないでしょうか。
・勤勉でよく働くのになぜ 他国に比べて給料が安いの?
日本人の給料は長い間ほとんど上がっていません。どれくらい長い間かといえば、バブル終焉以来およそ20年余りです。
そのため賃金の国際ランキングでも日本人の順位は下がる一方です。
これに関してつい最近実にショッキングなニュースが飛び込んできました。なんと韓国に年収で追い抜かれたのです。
韓国は何かにつけて日本をライバル視していて、追いつけ、追い越せと頑張ってきて、ついにその願望を達成したのです。
これを日本人は軽く見ていて、いくら韓国が頑張っても、まさか追い抜かれることはないだろう。と高をくくっていたのです。
でも下のランキングを見て現実を知り愕然とするのではないでしょうか。
勤勉な日本人は過去のこと
勤勉な日本人なのに、生産性が悪い、休日が多い、給料が一向に上がらないなど、およそ勤勉という言葉とは相反する日本の現状を並べてきました。
これを踏まえて冷静に考えてみますと、果たして今でも日本人は勤勉なのだろうか?という疑問が強く湧いてきます。
確かに過去においてはそうだったかもしれません。それは戦争に負けた日本は勤勉でなければ国が立ち直らなかったからです。
それゆねに勤勉だけを全面に出して一生懸命働き続けることができたのです。
勤勉ははたして良いことか
ここで考えなければならないのは、勤勉なことは果たして良くて褒められるべきことなのか?という点です。
勤勉を英語でいうとHARD WORKになり、概念としての勤勉は「一生懸命励む」ことです。
でも一生懸命という言葉からは体をよく動かすことはイメージされても、頭をよく使う、という点は思い浮かびません。
要するに日本人のこれまでの勤勉さは、あまり頭を使わず、がむしゃらに体を動かすことだけに重きが置かれていたのではないでしょうか。
それ故に無駄が多く合理的な動き方ができなかったのでは、と思えるのです。
求められるのは勤勉より要領
若い頃営業の仕事をしていましたが、いつも頭にあったのは、いかにして短い時間で効果を上げるか、という点です。
つまり短い労働時間で大きな効果を出すことばかりを狙っていたのです。
そのためには頭を駆使して営業トークに磨きをかけるのです。
それが功を奏し、たいていは同僚より早い時間に目標とした成果が上がっていました。
要は量(労働時間)より質(優れた営業トーク)に重きをおいたのです。
つまり勤勉より要領を重視したのです。
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