2020年11月13日金曜日

監視カメラに関して あれこれ


街を歩くとき監視カメラを意識しますか?

街の繁華街を歩いていて、一か所だけ監視カメラがよく目に入る場所がある。JRの駅コンコースからスーパーマーケットへつながる細い通路である。

道幅が狭い上にカメラが設置されている位置がそれほど高くなく、視線が固定されやすいのでよく目に入るのだろうか。

この監視カメラ、はっきり言ってあまり気持ちのいいものではない。それはそうだろう。目的が人を監視するためのものだからである。

つまり「コイツなにか悪いことをしないか」と注意深く見張っているのである。

考えれば考えるほど気味が悪い。なにしろ悪人でないかどうか見張られているのだから。

いったいあのカメラに自分の歩く姿ははどう写っているのだろうか。一度見て見たい気もする。

  

監視カメラが大幅に増えたのに万引が一向に減らないのはなぜだろう?

監視カメラが増えたと聴けば、当然のごとく誰もが思うのは、「犯罪の減少」である。

街のいたるところに監視カメラがあるとなれば、人は軽はずみな行動を慎むからだ。

軽はずみな行動を慎むとなれば、悪いことなんかやるわけはない。一気に犯罪が減ることは目に見えている。

ところがである。不思議なことにコンビニやスーパーでの万引は一向に減っていないのである。

一体なぜなのだろう、とすごく不思議に思うのだが、その原因について一節では万引きという行為に対して犯罪であると認識している人が少ないからだという。

つまり犯罪性の認識が低いのである。それゆえに、特に監視カメラを気にすることなく安易に手を染めてしまうのである。

 

中国は世界一の監視カメラ大国

中国は世界一監視カメラが普及しており、人口が3千万人を超える巨大都市の重慶ではなんと1000人あたり168台が設置されていると言う。

これだと100人を17台のカメラが監視していることになるから、もうどこへ行こうがいつも絶えず監視されていると言っても過言でないだろう。

世界で監視カメラ設置台数トップ10の8割を中国の都市が占めているが、その中でかろうじて中国以外で6位にランクインしたロンドンは68.4台だが台数は重慶の半分にも届かない。

 

ソウルのカフェで、テーブルにスマホを残して席を外しても無くならない、なぜ?

韓国ソウルではカフェなどの席取りをする際、テーブルの上にスマホを置いておく人が多く実際に席につくのは随分あとになるのだが、放っていたスマホが無くなることはまずない。

つまり誰にも盗まれることはないのである。

決して犯罪が少ないとは言えない韓国なのに、一体なぜなのだろう?

その理由は韓国の街や建物には、いたる所の監視カメラが備えられており、人々は四六時中監視されている。それ故にいかに放置されたスマホだとはいえ、誰もうかつには手を出せないのだ。

仮に盗むことができたとしても、すぐに犯人が特定されて検挙されることを人々はよく心得ているのだ。

2018年時点でソウル市内だけでも約5万台もの監視カメラが公共の場所いたる所に設置されているのだ。

 

参考文献:韓国社会の現状(中公新書)


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