図書館の本はタダで利用できることよりもっと大きな利点がある
おそらく多くの方が図書館の最大のメリットは無料で本を借りることができることだ、と思っているのではないでしょうか。かくいう私も長い間そう考えていました。
なにしろ大抵の本が揃っている上に、購入するには難色のある値段の高い本だって置いてあるのですから本代に多くを費やせない我が身とってはとてもありがたいのです。
値段が高い本とは、だいたい2000円以上のものですが、これぐらいの価格になるとよほどのことがない限り購入がためらわれます。
と言って読むのを諦めることはできず、結果的に図書館のお世話になるのです。
2000円に限ったことではありません。5000円、いや1万円の本だって図書館にはあるのです。
こうした値段の高い本でも借りて読むことができるのが図書館のメリットですが、でも最大のメリットはこれより他のことにあります。
購入した本に読み残すものが多いのはなぜ?
わたしの本棚にはなぜかブックカバーをかけたままの本がたくさん並んでいます。購入時に本屋がつけてくれる紙のカバーです。
カバーは別に付けなくても良いのですが、カフェや乗り物の中で読むときに人にタイトルを知られるのが嫌なので、ついつけてもらうことが多いのです。
読み終われば取り外して本棚に並べるのですが、つけたまま並べられているものが実に多いのです。
これは読む優先順位をつい他の本に譲ってしまい、いったん読むのを休止した本です。休止してもまたすぐ読み始めれば良いのですが、新しく手にする本にどんどん先を越され長い間放置されたままになってしまうのです。
いうまでもありませんが、こうした本はいったん読み始めても興味が持続できないのです。それで、またいつでも読めると考え、つい後回しにしてしまい、気がつけば半年、いや1年以上もカバーが付いたままになるのです。
そうしたものがどんどん増えて、なんと今では20冊近くになっているのです。
図書館の本はたいてい読み切るのに
購入した本と違って図書館で借りた本が本棚に並べられることはありません。たとえ数冊借りていたとしても、デスクの上か、外出中に読むためバックの中に入れたままになっています。
本棚に置かないのはそれだけが理由ではありません。図書館の本には貸し期限がありますから、大抵のものは期限中の読み終えてしまい長い間家に置いておくものはないからです。
貸し出し期限は2週間です。この期間に読み終えることができなかったら、さらに2週間の延長ができますから、最大で4週間借りることができます。ということは図書館の本は、どんなに長くても1ヶ月以上家に置くことはないのです。
したがって家の本棚のお世話になることはありません。大事な点はこのことです。つまり図書館の本はたいてい2週間以内の読み終えてしまい、自分で購入した本のように読むのを後回しすることができないからです。
それは返却期限があるからです。このおかげで、たとえ読み続ける興味が薄れても、無理しても読み終えてしまうのです。
図書館の本の最大のメリットは、早く読み終えることができること
そうなのです。図書館の本を利用する最大のメリットは、この期限中に読み終えることができる点なのです。自分で購入した本のように読むのを後回しにすることがないからです。
要するの一度読みかけた本は、たいてい最後まで読み終えてしまうのです。れができるのは、貸し出し期限のおかげなのです。
読み始めた本を最後まで読み通すのは大切なことです。なぜなら本好きな人には読みたい本は次々と出てきますから、他の本へ目が行くことに対する歯止めがなければ、つい目が移ってしまい、読みかけのものが放置されることになります。
それが度重なり、気がつけがカバーが付いたまま長期に渡って本棚に並ぶ本の山ができるという結果になるのです。
ここまで書くともうおわかりだと思います。このうえ念を押す必要はないかもしれませんが、私にとって図書館の本の最大のメリットは返却期限のおかげで、早く読み終えることができるということに他ならないのです。
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