「捜査に支障があるので認否を明らかにしない」という発表がさいきん目立つのはなぜ?
この問題については、当方だけでなくいま多くの人が気にしているのではないだろうか。
それにしても、「捜査に支障があるので認否を明らかにしない」など、以前はあまり言っていなかったのに、どうして最近になって決まったように言い始めたのだろうか。
それに、「捜査に支障がある」というのは、どういう意味なのだろうか。
以前はなかったのに今になって急に支障が出始めたというのだろうか。
「意味わからん」とはまさにこのことだ。
この問題について老舗QAサイト「ヤフー知恵袋」といま人気の「QUORA」とで調べてみた。
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ヤフー知恵袋より
最近警察が容疑者の認否を明らかにしていないというのが流行ってますが、これは要するに有無を言わせず逮捕したってことでしょうか?
回答その1
逮捕というのは 捜査の都合です。世間と隔離しないと捜査が出来ない 捜査に支障をきたす それが逮捕です。 逮捕するには裁判所の許可が必要です。逮捕令状と言います。
逮捕令状を請求する場合にはその理由の説明が必要です。その理由に 裁判所が同意しなければ逮捕令状は発行されません。 認否を明らかにしない理由の多くは 裁判に影響するからです。 特に 重篤な犯罪の場合 裁判員裁判になります。素人が裁きます
。訓練を受けていない素人ですから 事前に聞いたり見たりしたマスコミの報道が 頭の中に残ります ほんとは 裁判所の中の出来事だけでジャッジしないといけない。事前の情報はタダの伝聞で排除しなければなりませんが なかなか素人には出来ませんから 情報を出さなくなりました。
その次に多いのは 捜査に差し支える と言う理由です。目撃者や関係者の 発言が変わってしまう事などが予想される場合です。
回答その2
二通りあるでしょう。 一つは、容疑者自身が認否をはっきりしない。 二つは警察が捜査上支障があるので認否をはっきりしない。 認否には5つあり、自白、黙秘,否認、不知、争うです。 逮捕は令状によって容疑者を拘束できるだけです。 これは有無は関係ない。
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QUORAの回答より
ニュースをみていて警察が認否を明らかにしない場合がありますが、どんな理由が考えられますか?
, 弁護士 (2009年〜現在)
回答日時: 2年前 · 執筆者は1,295件の回答を行い、108.9万回閲覧されています
回答時の元の質問:ニュースを観ていて警察が認否を明らかにしない場合がありますが、どんな理由が考えられますか?
推測の部分もあるので恐縮ですが、私見を述べます。
記者会見などの報道対応は、警視庁なり都道府県警察なりの広報課が担当すると思いますので、広報課が刑事課から被疑者の認否について情報をもらえていて、かつその情報を刑事課および広報課が開示して良いと判断していれば、「被疑者は本件犯行を認めている」「被疑者は本件犯行を否認している」「被疑者は弁護士が来てから話しますと言っている」「被疑者は取調べに黙秘している」といった回答が記者に対してされると思います。なお、記者会見の段階で被疑者が認否を明らかにしていない場合には「(警察は被疑者の、ではなく)被疑者は認否を明らかにしていない」となるかもしれません。
しかし、刑事課から認否の情報がもらえていなかったり、情報はもらえたが開示に待ったがかかったりした場合には、広報課からは「被疑者の認否は明らかにできません」という回答が来ると思います。その場合、「警察は被疑者の認否を明らかにしていません」という報道になると思います。
認否を明らかにできない理由としては情報が広報課に来ないほかにも色々あると思いますが、共犯がいる場合などは被疑者の認否が共犯者の動向に影響を与える可能性があるため、認否を明らかにしないという対応も十分あり得ると思います。
ちなみに、以上は被疑者の認否が警察から明らかにされることの当否とは無関係な説明ですので、ご了解ください。
出典:QUORA
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