ユーチューブで「日本人、中国人、韓国人の見分け方」を見たが
YOUTUBEに「日本人、中国人、韓国人の顔の見分け方」という動画があった。インドネシアで現地のいろいろな層の人に、3者の違いについて尋ねるという内容のものだった。
少し期待して見たのだが満足のいくような応えは皆無だった。
インタビューを受けた大抵の人が肌の色の微妙な違いとか、髪型の違い、あるいは体格の違いなどについて述べていたが、確信的なものはなかった。
結局のところ、彼らにもよくわからないのだ。とすれば3者には決定的な違いはないのかもしれない。
もし、これがひと昔前だったら、服装の違いで見分けられたかもしれない。それは経済力で優位にあった日本人は圧倒的に服装が良かったからだ。
しかし今は経済的にも完全に両国に追いつかれていて、3者に服装の違いはまったくないと言っても過言ではない。
要は顔立ちだけでなく服装にも違いはなくなったのだ。これで見分けろと言われても、所詮無理なことではないのか。
NYでAre you chinese?と訊かれたことを思い出した
若い頃NYに住んでいたことがある。トレイニーとしてNYのホテルで働いていたのだ。
住んでいた下宿屋の近くに「チャーリーのカフェ」という店があった。
ほとんど毎日訪れていたのだが、その店のマスター、チャーリーが、何度目かに訪れたとき、突然「Are you chinese?」と訊くではないか。
それに対して、やや声を荒げて「No, I’m Japanese」と応えていた。声を荒げたのは少し腹が立ったからだ。
なぜ腹が立ったかと言うと、当時は日本と比べて中国や韓国は経済的にうんと下位の国で、そんな国の人と同等に見られるのがイヤだったからなのだ。
でもチャーリーが日本人を中国人に間違えるのはなんの不思議もない。なぜならNYには大きななチャイナタウンがあってそこには10万人を超える中国人が住んでいるのだ。
それに対して日本人の居住者はわずか1万7千人程度でしかなかった。
当時のアメリカで外国人としてメジャーなのは中国人で、日本人はマイナーな存在だったのだ。
3者に決定的な顔立ちの違いはない
日本人は変な優越感からか、我々の顔は中国人や韓国人と同じではない、と思いたがる傾向があるようだが、果たしてそうだろうか。そう思うのは単なる錯覚ではないのだろうか。
たとえば日本に住んでいる中国人、韓国人にそれぞれ5人づつ登場してもらい、「この中に日本人が3人混じっているから見つけて」と言われたとする。
仮に回答者が5人いたとすると、各々は見つけようと必死になり、なんとか適当な3人づつを指名するに違いない。
でも「この中に日本人は一人もいない」と指摘できる人は皆無であるに違いない。
それはそうだろう。10人全員が日本人にも、中国人にも、韓国人にも見えるからだ。
日本の立場が弱くなるほど、中国人や韓国人に間違えられることが増える
上述したようにニューヨークで日本人が中国人によく間違えられるのは、NYでは日本人より中国人の方がメジャーだからである。人は何事においてもメジャーなものを優先するのだ。
いまや日本を凌駕するような勢いのある中国や韓国は、経済的にも日本よりメジャーな雰囲気を持つようになっている。
とすれば、今後日本人が中国人や韓国人に間違えられることが今以上に増えてくるのではないだろうかか、と心配になってくる。
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