いま、言葉のプロと呼べる人たちがいるとしたら、それは誰なのでしょうか。学校の国語の教師、作家、言語学者などの人たちでしょうか。いやいや、もっと適切な人達がいるではないですか。そうです、それはアナウンサーです。
アナウンサーはテレビやラジオなど、電波を通じて言葉によって民衆と直につながっています。それもコンテンポラリーな今の言葉でつながっているのです。それ故にアナウンサーこそ、いま現在の正しい言葉の使い手であるといえるのです。
いやな言葉を世の中から追放したい、その役目をアナウンサーに担ってほしい
ごく最近東京池袋でパパ活が元になり老人が殺されるという凶悪事件が発生しましたのは誰もが知るところです。
犯人は若い女性ですが、問題になるのはパパ活です。パパ活、なんともおかしな言葉ではないですか。意味が不明確な上に言葉として体をなしておらず、語感としても響きが下品です。したがってできることなら世の中から無くしてしまいたい言葉です。
でも無くすと言っても誰がどうしてやればいいのでしょうか。それは言葉を監督、管理する人たちの仕事でしょうが、いったいそんな人達が今の日本にいるのでしょうか。もしかして文部省の人たちでしょうか。
メディアのアナウンサーに言葉の番人になってほしい
はっきり言って今の日本に言葉の監督や管理したりする人はいないと言ってもいいでしょう。それ故に「パパ活」のようなおかしな言葉が放置されいつまでも世の中に蔓延するのです。
パパ活だけではありません。最近若い人たちが使う言葉に「カッケー」というのがあります。これはいうまでもなく「かっこいい」を短くして語呂を変えたものです。
こちらの方もパパ活同様に下品な言葉です。こうした下品な言葉を無くすためには、言葉を取り締まる人が必要です。そうです。言葉にも番人が必要なのです。その役を言葉のプロであるアナウンサーに担ってほしいのです。
アナウンサーが言葉の番人になって、おかしな言葉を追放してほしい
アナウンサーは言葉に関して良い教育を受けており。それ故に聴く耳も優れていますから、おかしな言葉に対しては普通の人たちより敏感です。
したがって一般庶民がおかしいと感じているような、例えば「パパ活」や「かっけー」などの言葉についてはとっくに気づいており、追放したい気持ちは誰よりも強いのではないでしょうか。
それ故に言葉の番人の役がふさわしいのです。アナウンサーは自身が担当する番組の中に、例えば「世の中のおかしな言葉コーナー」というものでも設けて、追放したい言葉として人々に訴えてもらうのです。
言い換えればアナウンサーに世の中から追放したい言葉運動の旗手になってほしいのです。つまり、これは良くない言葉ですから、使わないようにして世の中から追放しましょう。というふうに提唱してもらうのです。
言葉のプロがそういえば、まちがいなく効果があり、世の中から次第におかしな言葉がなくなっていくのではないでしょうか。
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