ネットの文章書き方サイト あまりにも多い「チェック項目」にびっくり
ブログをやっている関係で文章は日常的に書いています。
ブログは当然のごとく読者を意識します。したがってテ‐マやタイトル、コンテンツの内容などについてはそれなりに気を配ります。
でも、いわゆる「てにをは」をはじめとした文法的なことにはほとんど気を使いません。要するに無視に近い状態で書いているとも言えます。
それで書いた文章がどうかというと、読み返してみても、不具合な個所はそれほど見つかりません。
思うに文章力は日ころから注意深く世の中を見聞し、たゆまない読書さえ続けていればおのずと身についていくものではないでしょうか。
それゆえにいざ書く段になって「良い文章にしよう」とか「文法的におかしくないものにしよう」などとことさら思わなくても、普通に書きさえすればそれなりに整った形に仕上がるのではないでしょうか。
こんなふうに考えて、これまで何気なくブログを書いてきた身としては、下に上げたような数えきれないほどあるチェック項目は、まさに目を疑うばかりです。
こんなにたくさんある文章のチェック項目
真に受けてまともに対峙してもいいのだろうか?
下にあるのはネットの「文章の書き方サイト」に載せられたウエブサイト用文章のチェックリストです。
正直なところその数の多さには驚いてしまいます。いったいこれほどの数のチェック項目をどうこなしていけばいいのでしょうか。
文章はたとえば3000文字程度のブログ記事だと執筆の所要時間は2時間~2時間半程度かかります。
それだけ時間を費やしてやっと書き上げた文章を、下のような多くの項目に照らし合わせてチェックしていくとしたら、いったいどれくらいの時間が必要でしょうか。
おそらく執筆時間と同じぐらい、いや、それ以上の時間を要するかもしれません。
時間がかかるだけではありません。最大の問題は当事者を悩み惑わせる点です。
もし執筆者がこれらのチェック項目をまともに受けて真剣に対峙したら、途中で混乱に陥り、途方に暮れて投げ出してしまうこともあるのではないでしょうか。
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推敲のチェック項目
1. 接続語のハイライト(論理展開がわかりやすいかを確認し、同じ接続語が連続している場合に指摘)
2. 接続助詞のハイライト(論理展開がわかりやすいかを確認)
3. 指示語のハイライト(あれ、それなどを指摘)
4. 日付と数字のハイライト(日時や金額を確認)
5. 記号が全角に統一されていない
6. 英数字が半角に統一されていない
7. 一文に読点が4つ以上ある
8. 50文字以上の文に読点がない
9. 主述関係が不明瞭(β版)
10. 句点や記号のあとに改行がない ※1
11. 句点や記号以外で改行している ※1
12. 冗長な表現
13. 過剰な丁寧語(β版)2022年6月リリース
14. 二重否定表現
15. 同じ助詞の連続使用
16. 同じ文末表現の連続使用
17. 状況により使い分ける言葉2022年6月リリース
18. 漢字で書くほうがよい言葉 ※2
19. ひらがなで書くほうがよい言葉 ※2
20. カタカナで書くほうがよい言葉 ※2
21. 独自に設定できるオリジナルカテゴリのチェック項目
校閲支援のチェック項目
1. 誤字脱字 ※1
2. 誤った言葉 ※2
3. 誤った敬語
4. 気をつけるべき商標と固有名詞
5. 誤用しやすい言葉はないか
6. 話し言葉・砕けた表現
7. 重複表現
8. 半角カタカナ
9. 機種依存文字
10. 差別語・不快語
11. ポリティカル・コレクトネス
12. 誤変換しやすい言葉 2022年6月リリース
13. さ入れ表現(β版) ※3
14. ら抜き言葉(β版)
15. 独自に設定できるオリジナルカテゴリのチェック項目
「わかりやすい文章を書くためのチェックリスト」の例
表記揺れはありませんか?
もっと字数を減らせる文章はありませんか?
箇条書きで整理できる箇所はありませんか?
数字で表現できる箇所はありませんか?
修飾語の位置は適切ですか?
「トラブルを防ぐためのチェックリスト」の例
「前提条件を共有できていない相手」に、誤解を与える内容ではありませんか?
情報を参照する際は、その情報が正しいか「一次情報」に当たりましたか?
「パワハラ」「セクハラ」「モラハラ」だと受け取られる内容ではないですか?
文章を転載する際は、著作権について確認しましたか?
投稿・発信しようとしているタイミングはベストですか?
チェック項目 出典:文賢
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