2023年1月25日水曜日

タイトルがユニークで変わっている「〇〇本」という書物 

冊とも名前だけでなく中身がおもしろい

下でご紹介する5冊の本はすべてタイトルが「〇〇本」という形になっています。変わっているのはタイトルだけでなく、中身もなかなかユニークで興味深い内容になっています。

 

                                         1冊目お金本左右社



(内容紹介)

累計万部話題の文豪アンソロジー最新作
友人に借金し借りた金で酒を呑み親の脛を囓り執筆以外の金儲けを考える現実と理想の間でもがきながら今日を力強く生きるのだ貯金は底をついても才能は枯渇しない作家実業家ミュージシャンまで総勢96生きるか死ぬかのお金ばなし100

 

                                             

                                         2冊目《〆切本左右社



(内容紹介)

追いつめられて苦しんだはずなのにいつのまにか叱咤激励して引っ張ってくれる……〆切とはじつにあまのじゃくで不思議な存在である夏目漱石から松本清張村上春樹そして西加奈子まで90人の書き手による悶絶と歓喜の切話94篇を収録泣けて笑えて役立つ人生の切エンターテイメント! 〈本書まえがきよりしめきりそのことばを人が最初に意識するのはおそらく小学生の夏休みです──。 本書は明治から現在にいたる書き手たちの切にまつわるエッセイ・手紙・日記・対談などをよりぬき集めたしめきり症例集とでも呼べる本ですいま何かに追われている人もそうでない人も読んでいくうちにきっと「〆背中を押してくれてありがとう!」と感じるはずですだから本書は仕事や人生で切とこれから上手に付き合っていくためのしめきり参考書でもあります



                                      3冊目《〆切本2》左右社



(内容紹介)

あの怪物がかえってきた作家と切のアンソロジー待望の第非情なる編集者の催促絶え間ない臀部の痛みよぎる幻覚と猛猿からの攻撃をくぐり抜け切と戦った先に待っているはずの家族は仏か鬼かバルザックから川上未映子までそれでも筆を執り続ける作家たちによる勇気と慟哭の80今回は前回より遅い…]


 

                                   4冊目悪口本彩図社文芸部



(内容紹介
文豪と呼ばれる大作家たちは悪口を言うときどんな言葉を使ったのだろうか
そんな疑問からできたのが本書文豪たちの悪口本です
選んだ悪口は文豪同士の喧嘩や家族へのあてつけ世間への愚痴など随筆日記手紙友人や家族の証言から文豪たちの人となりがわかるような文章やフレーズを選びましたこれらを作家ごとに分類し章にわたって紹介していきます
川端康成に刺すと恨み言を残した太宰治周囲の人に手当たりしだいからんでいた中原中也女性をめぐって絶交した谷崎潤一郎と佐藤春夫など文豪たちの印象的な悪口エピソードを紹介しています
文豪たちにも人間らしい一面があるんだと感じていただけたらうれしく思います


 

                                      5冊目口説き本彩図社文芸部



内容説明
本書は文豪たちの恋の顛末を口説き文句を介して紹介する一冊です

愛人を夢中にさせた太宰治素直になれない中原中也甘い口説き文句を連発する芥川龍之介先輩詩人を熱烈に慕った萩原朔太郎知らずに男を口説く石川啄木思いを伝えられない梶井基次郎身も心も捧げようとした谷崎潤一郎……。

口説き方は文豪によって千差万別です誠実な口説き文句を伝え続けて願いを成就した文豪もいれば気の利いたことをしたつもりが上滑りして失恋をする文豪もいましたそんな忘れられない経験をもとに優れた作品を生み出した文豪もいます
口説き文句からはそうした文豪たちの人間らしい一面を窺い知ることができます自分が口説かれた気持ちで読んでいただくと一層文豪やその作品を身近に感じることができるかもしれません


内容の説明の出典:1冊目~3冊目左右社冊目~5冊目彩図社

          

 

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