(その2)
おひとりさまの数や比率について最新のAIツールで検索してみると
2024年2月25日時点での「おひとりさま」の人口は、単独世帯の873万人のうち男性が17.2%、女性が25.3%で、65歳以上の人口の約21.7%を占めています。
という答えが返ってきました。
数に関して言うと、なんとも驚くべき数字ではありませんか。特に女性の場合は4人に1人がおひとりさまになっているのです。
高齢化は今もどんどん進んでいますから、果たしてピーク時にはどれくらいまでになっているでしょうか。
いずれにしても「おひとりさま」はいまや他人事ではなく、誰にとっても避けがたい課題になる可能性があるのです。
それだけに、いま一人一人がこの問題に真剣に対峙するときなのです。
高齢者(65歳以上)に対するおひとりさまに関するアンケート
下はおひとりさまに関しての、高齢者に向けた5つの質問です。該当年齢にある方は、一緒に答えてみてください。
上の質問に筆者が答えてみた
・あなたはお一人様ですか
✔YES NO
・あなたの家族にお一人様は何人いますか
一人 ✔二人 三人以上
・あなたはおひとりさま生活が寂しいと思いますか
YES ✔NO
・あなたはおひとりさま生活が楽しいと思いますか
✔YES NO
・いまおひとりさまのかたへ
この先、家族との生活に戻りたいと思いますか
YES ✔NO
私は40歳前半に離婚して、それまでの生活から自分を結婚生活不適合者と判断して、以降再婚していません。したがって一人暮らし歴40年の、男性版おひとりさまのベテランです。
私だけでなく2人の妹はいずれも配偶者と死別し、以来おひとりさまを続けています。
アンケ-ト質問の答えに見るように、わたし自身はおひとりさまを、すこぶる肯定的に捉えていて、高年齢のおひとりさまはむしろ推奨しています。
とはいえ未婚女性が増えることには賛成できません。なぜなら人口減少に拍車をかけることになるからです。したがって一度結婚してから一人になるパタ‐ンを推奨しています。
お一人さまは、いまやマイナーではなくメジャーな存在である
一昔前は「おひとりさま」はなんとなく暗いイメージで、どちらかというとマイナーな存在と捉えられていました。
家族構成の一パターンとはいえ、今のように数が多くなかったので、それで済まされていたのではないでしょうか。
しかし今はそうはいきません。何しろ数が爆発的に増えたうえ、今後も高い比率の増加が予想されているのです。
何事も少なければマイナーで、多ければメジャーと位置づけられるのが世の中ですが、おひとりさまはいまや紛れもなくメジャーな家族形態なのです。
お一人さま世帯の家族形態の主流になりつつある
一昔前はマイナーな存在であった「おひとりさま」が、その後どんどん数を増してくるにつれて、いつの間にかマイナーイメージは取り除かれ、いまでは家族の形態としてメジャーな位置を獲得したようです。
それをよく示すのが、おひとりさま向けのマーケティングが活発になっていることです。
あなたもよく耳にするのではありませんか、「ひとり居酒屋」「ひとり焼肉」「ひとり観劇」「ひとり温泉」などというおひとりさまの消費活動を煽るマーケティングフレーズを。
未婚子供なしのおひとりさまは歓迎できない
一昔前はおひとりさまと聴けば、人々はいくぶん暗いイメージ抱いたものですが、いまはそうしたことはなく
暗いどころか人々には「おひとりさまをエンジョイしよう」という意識さえ広がっており、明るさがみなぎっているのです。
とは言え、おひとりさま全体がそうであるとは言えません。おひとりさまにはいろいろなパターンがあることは上でも述べましたが、一部には喜べないパターンがあるのです。
それは生涯未婚で子供を生んだことのないおひとりさまです。理由は言うまでもなく、いま問題になっている少子化に加担しているからです(病弱が原因で結婚、出産ができない場合は例外)。
最新の統計では未婚のまま子供なしの状態で生涯を送る女性の割合は18%にもなっています。
こうした方々が今の社会を見て「おひとりさまの捨てたものじゃない」と思って、このまま生涯独身を貫こうとすることだけは、なんとか避けていただきたい、と切望します。
(その3)へつづく
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