皆さんは1日に何回ぐらいgoogleやyahooの検索を利用されるでしょうか。3回、5回、10回、20回以上、とおそらく人それぞれでしょう。
でもこの検索は実に便利なものではありませんか。およそインターネット検索をして答えが出てこずに、分からないことなど果たしてあるでしょうか。
毎日コンスタントに10回以上は検索のお世話になっている私の経験では、いまだかつて答えが出なかったことは1度もありません。何百回、いや何千回に及ぶ検索のたびに、ことごとくそれなりの回答を得てきました。
でもインターネットが出現する前は人々はどのようにして分からないことを解決していたのでしょうか。家に備えている百科事典で調べたのでしょうか。それとも図書館へ足を運びいろいろな文献で調べたのでしょうか。
いずれの方法でやるにしても、インターネットのように簡単にはいきません。
たとえ百科事典が家にあったとしても、調べたことが必ず出ているとは限りません。特に新しい分野の事柄については載っていないことが多いはずです。
では図書館はどうでしょうか。図書館には検索のサービスを提供する専門の係りの人がいますから、調べるためのいろいろな手助けはあるかもしれません。
とは言え膨大な文献や資料の中からお目当ての情報に行きつくには相当な手間と時間が必要なのではないでしょうか。
その点インターネット検索だと、どんなに新しい事柄でも一瞬のうちに答えを得ることができます。
さてそのネット検索ですが、検索事項を打ち込んで検索を開始すると膨大な情報がページごとに10項目づつ出てきます。多いものでは何百万件に及ぶものも珍しくはありません。
1ページにつき1番目から10番目までの内容説明の項目が順番に並んでいます。これがいわゆる検索ページの順位です。つまりこの順番が検索ページの順位であり、一般的にアクセスが多い項目ほど上位に出るようになっています。
今では知っている方は多いでしょうが、この掲載順位をめぐって過去から現在に至るまで、実に熾烈な競争が繰り広げられているのです。
要するに上位掲載に対しての競争です。なぜなら上位にある記事ほど、アクセスが多く、よく読まれるからなのです。
この上位に掲載するための対策がSEOと呼ばれるものなのです。日本語では「検索エンジン最適化」と呼ばれています。
つまりグーグルなりヤフーなりの検索エンジンにできるだけよく適合するような掲載内容に対する対策がなされるのです。
これがいわゆる「SEO対策」と呼ばれるもので、ネットのサイト運営者が血眼になって追求していることなのです。
次の記事は朝日新聞に載った最近の検索エンジン事情について書かれた記事です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Googleと日本の検索エンジン業界をめぐる動き
【中村信義】インターネットの検索サイトで、それまで上位に表示されていたサイトが突然「圏外」になるケースが相次いでいる。
検索最大手の米グーグルが、検索結果を上位にする「検索エンジン最適化」(SEO)の手法が行き過ぎたサイトの「摘発」に乗り出したからだ。
ネットビジネスはいかに検索順位をあげて自社サイトに呼び込むかが勝負。圏外に追いやられた業者には困惑が広がる。
「グーグルからペナルティーを受けたみたいだ。何とかならないか」
東京の雑貨販売会社の男性社長(50代)が、都内のネットコンサルティング会社に駆け込んだ。雑貨に関する検索で10位以内に入っていた自社サイトが、突然「圏外」になっていた。
顧客の大半はネット検索で雑貨会社を知る。検索結果に表れなくなれば、売り上げも大きく減る。
朝日新聞電子版 2013年10月14日
0 件のコメント:
コメントを投稿