これまでにも食品の偽装問題はたびたび起っています。では同様の問題である今回の阪急阪神ホテルズのメニュー偽装が、なぜ社長が責任を取って退任するというほど大きな社会問題になったのでしょうか。
それは一言で言うとブランドを傷つけたからです。人はブランドを大切にします。例え値段が高くても、そのブランドの価値を認めるからこそ大枚をはたいてもその商品を買うのです。
阪急阪神ホテルズは一応わが国のホテル界では一流と言われるホテルグループです。例えばこのグループの中には神戸の六甲山ホテルのように、歴史が85年もある名門ホテルも入っています。
話は変わりますが、六甲山ホテルは今回の問題が発覚した10月始めに、長年続いていた同ホテルのブログである<神戸・六高山ホテルスタッフの四季折々>を廃止しています。
このブログは神戸の地域情報ブログランキング第1位の人気ブログです。六甲山という大自然の中にあるホテルだけに、その特色を生かし、ホテル周辺の自然や生物の様子を丹念に綴った価値あるブログでした。
それを廃止せざるを得なくなったように、今回の事件は、そんなところにまで波紋を広げているのです。
それを廃止せざるを得なくなったように、今回の事件は、そんなところにまで波紋を広げているのです。
話を元に戻しますが、一流ホテルのレストランは格式を大事にしています。
それをよく現すように、ディナーでは客の服装を重視するため、男性は上着なしでは入れません。
それをよく現すように、ディナーでは客の服装を重視するため、男性は上着なしでは入れません。
これは全体の雰囲気を壊さないようにするためであり、こうしたこともブランドに大きく寄与しているのです。
だからこそ一流ホテルのレストランでの食事は、非日常的な高級感が味わえるのです。
またホテルのレストランにはたいてい腕の良いシェフがいます。中には経験何十年というテレビの料理番組に出演するような有名シェフもいます。
またホテルのレストランにはたいてい腕の良いシェフがいます。中には経験何十年というテレビの料理番組に出演するような有名シェフもいます。
シェフを日本語で言うと料理長ということになりますが、中にはそのホテルの取締役に名を連ねる重役のポストについている人さえいるのです。
ではそうした立場にあるシェフが今回の阪急阪神ホテルズではどういう位置にあったのでしょうか。
シェフの職務は料理を作ることだけでなく、料理の原価計算をする責任もあります。と言うことは当然材料の仕入値段をはっきり知っておく必要があります。
したがって今回のように仕入れ値の大きく違う商品に気づかないはずがないのです。それゆえに今回のようなメニュー偽装などありえないと思われるのです。
社長が引責辞職したぐらいですから、今回の問題は会社ぐるみと言うことになるのでしょう。
しかしシェフといえば、今では小学生の将来の夢に上げられるほどの、人気職業です。そうした夢を破らないためにも、どうか今一度襟を正して職務に当たって欲しいものです。
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