捨てられる女、捨てられる男 これも断捨離のうちなのか?
断捨離が注目されたおかげで、人々は物を捨てることに次第に慣れてきました。
これまで長い間、捨てることに対して何となく罪の意識のようなものを感じたのですが、断捨離を知ってからは、そうした意識も薄らいできたようです。
こうした風潮の中では捨てることを躊躇なく大胆に、かつスマートに行える人は称賛の対象にさえなります。
それを証明するように、こうした人たちは断捨離のノウハウを本にまとめて出版しているぐらいです。
断捨離はその字と如く、断つ、捨てる、離れる、を意味します。
これを知ればその対象は物だけでないことに気付きます。
つまり関係を断つ、とか相手から離れる、に焦点を当てれば、物だけでなく人にも及ぶことが分かるのです。
ということは捨てられる女や捨てられる男も断捨離の範疇なのです。
要らなくなって捨てられるのは物だけではない
物は使っていると古くなります。古いものは使い勝手が良くないこともあって、だんだん飽きてきて、そのうち使わなくなります。
使わないものは不要物ですから置いておけば邪魔になります。かくして断捨離の決行となるわけです。
古くなって飽きるのは物だけではありません。関わっているヒトについても同じことが言えるのです。つまり、彼氏、彼女、夫、妻などです。
人間だから、と言っても時がくれば飽きはくるのです。
でもこちらの方は物のように簡単に断捨離とはいきません。
下手に決行すれば、後に裁判とか慰謝料とかが付き纏ってくるからです。
それにストーカーになって怖い目に合わされるかもしれません。
そうならないために、ヒトの断捨離には格別の注意が必要です。
とは言え、勇気を出して実行しないと、新しい出会いの機会を失うことになります。
新しいものを手に入れるためには仕方がない
上述のように物と違ってヒトの断捨離は簡単にはいきません。
でも怖がって躊躇していては新しい出会いを得ることができません。
それは断捨離をする人、される人の双方に言えます。
なぜなら捨てる人、捨てられる人のいずれにも新しい出会いが待っているからです。
新しいものを得るために古いものを捨てるのは仕方がないことなのです。
物も人もリサイクルして有効利用した方がいい
人は利用価値を失ったものを捨てます。しかしその人にとって価値がないものでも、人が変われば価値が見いだされることは珍しいことではありません。
それは中古品市場を見ればよく分かります。
ある人に要らないと思って手放された物が、別の人が結構な値段で買っていくのです。
ヒトの場合もまったく同じことが言えます。飽きたと思って捨てた女性が、後に自分より素敵な伴侶と一緒になったというようなケースはざらにあります。
これこそリサイクル市場を上手に活用したおかげなのです。
断捨離は賞味期限前が残っているうちに
食べ物には賞味期限があり、それを過ぎると捨てられます。
食べ物だけではなくヒトにも賞味期限はあります。心身ともに魅力的な期間は限られているからです。
とは言え、その期間は食べ物のように短くはありませんから焦る必要はありません。
でも躊躇ばかりしていつまでも断捨離を行わなければ、そのうち賞味期限切れがやってきます。
そうなるとリサイクルしても、なかなか新しい引き取り手が見つかりません。
そうならないためには、賞味期限前にタイミングよく断捨離を行う必要があります。
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