テレビを観ていると必ずと言っていいほど天気予報があります。
今ではこの天気予報は多くの場合アナウンサーではなく、気象予報士やお天気キャスターが担当しているのが普通です。
今ではこの天気予報は多くの場合アナウンサーではなく、気象予報士やお天気キャスターが担当しているのが普通です。
気象予報士の多くはテレビやラジオなどの放送局に所属していますが、すべて合わせるとかなりの人数に達するようですが、いっのたいどれくらいいるのでしょうか。
いま日本には約1万人の気象予報士の資格者がいると言われています。
この数が多いか少ないかと言えば、むちゃくちゃ多いと言っていいのではないでしょうか。
聞くところによりますと、現在日本で必要な数は1000人程度とされています。と言うことは必要数の10倍もいることになります。
この人数の多さは競争を生みます。何の競争かと言えば、言わずと知れた就職のための競争です。
つまり気象予報士として仕事ができる職場への就職です。その就職先で最も人気があるのがテレビ局です。
気象予報士が天気予報をややこしくしている
皆さんは気象予報士の天気予報をどのように評価していますか?私個人としてはあまり良い評価はしていません。
上述のように多くの気象予報士が就職先として目指すのがテレビ局ですが、なかなかの狭き門で入るのは簡単ではありません。
何しろ資格保有者が1万人もいるのですから競争率はかなりのものです。
その厳しい競争を突破して無事就職できても、次には生き残りのための激しい競争が残っています。
この競争を生き残るためには独自性を出さなければいけません。それには目立つことが必要になります。
目立つには人と変わったことをしなければいけません。そのため従来の天気予報にはなかったことを取り入れようとします。
その結果、視聴者にとっては有難迷惑や要らぬおせっかいとも思える発言につながるのです。
この点が今の天気予報が視聴者にとってややこしく聴こえる原因なのです。
この問題ついては以下の項で説明します。
平気で専門用語を使う気象予報士
先日民放テレビの天気予報で、気象予報士が訳の分からない言葉を使っていました。それはダウンバーストというものです。
天気が悪いのはダウンバーストが発生したからだ、というような使いかたをしていました。
これまで長い間天気予報に接してきましたが初めて聞く言葉です。
その後この言葉について何か解説があるかと思っていましたが、まったくありません。したがって後でグーグル検索で意味を調べることになりました。
ダウンバーストは紛れもない専門用語です。これを何の解説もなく使うのは規則違反なのではないでしょうか。
どの業界でも一般の人に対するスコメント発信で専門用語を使うことを禁止しているはずです。
気象予報士は言わなくてもいい余分なことを言っている
人は他人に指示されることを嫌うものです。でも気象予報士は平気でその嫌われることをやっています。
たとえば先日の民放の天気予報ではこんなことを言っていました。
お天気キャスターが「明日は頑丈な傘を持参してください」と言っていたのです。
傘を持っていけ、と言うことだけでも余分なことに思えるのに、雨風が激しくなるので、なるべく頑丈なものを持っていけ、と言っているのです。
今の人は外出の際はなるべく持ち物を軽くしたいと考えています。したがって、少々の雨なら傘も持ちたくありません。
それなのに重たい頑丈なものを持って行け、と指示しているのです。これこそ極めつけの有難迷惑です。
またこんな指示も聞きました。「厚手の服を着てください」というものです。
季節外れの低い気温が予想されるから、だそうです。こんなこと言われなくても誰でも外出の際の服装を気候や気温に合わすことにはじゅうぶん気を付けています。
それに体感温度は人によって異なります。それを十把ひとからげで、「厚手の服を着よ」とは何事でしょうか。
そんなことは気象予報士が注意することではありません。シンプルに、ただ天気予報だけを流していればいいのです。
気象予報士もお天気キャスターも必要ない
上述のようにいま気象予報士の資格を持つ人は多すぎます。少なく見ても必要数の10倍もの人がいるのです。
それに資格を持たないお天気キャスターと呼ばれる人を併せると、テレビに出演するお天気関係の人は数えきれないほど多くなっています。
その数の多さがシンプルでいいはずの天気予報を複雑でややこしいものにしています。
出演者である気象予報士やお天気キャスターが目立とうとして必要のない余分なことまで喋るからです。
こんな天気予報は見たくありません。気象予報士が登場する前のシンプルな天気予報で十分です。
個人的には天気予報番組に気象予報士やお天気キャスターは必要ないように思います。
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