2022年1月10日月曜日

「~のような」という表現がすっかり「~みたいな」に変わってしまった


誰もが好きな「~みたいな」という表現

以前はあまり使われていなかったのに、近年になってものすごい勢いで使われはじめた言葉に「~みたいな」がある。

とにかくよく使われていて、1日にいったい何度聴くことだろう。

よく使われるということは、この言葉が人々に好まれ、愛されていて、それに加え使い勝手が良いからに違いない。

でもなぜ好まれるのだろうか? 

その理由は、フレッシュ感、語感が良い、言いやすい、などいろいろだろうが、最たるものはフレッシュ感ではないだろうか。

フレッシュ感、言い換えれば「新鮮さ」「若々しさ」。そうなのだ。人はいつの時代にもこれを求めて止まないのだ。 

もともと若者言葉だったのだが、今では老いも若きも誰もが使う

「~みたいな」は例えば「ていうか」と同じようにもともと若者言葉の一つである。したがって流行りたての頃は若者限定の言葉であった。

それがいつの間にかそうしたシバリは取り払われてしまって、気がつけば老いも若きもわれもが使う言葉になっている。

概して人は一定年齢に達すると若者言葉を敬遠するものだが、「~みたいな」に限っては、まったくその傾向がないのどころか、むしろこの言葉を歓迎しているフシがあるのだ。

 

「~みたいな」の言い換えはこんなにある

こんなによく使われるようになった「~みたいな」という表現だが、同じような意味で表す言葉は他にどんな物があるのかだろうか。

そう思って考えてみると、いろいろと次のような言葉が出たきた。

のような

らしい


的な


ぽい


じみた


風の

 

~みたいな 英語でいえば look like

では「~みたいな」は英語ではどういうのでしょうか。

これはもうlook like がもっとも適した言葉であることは言うまでもない。

 

look like

~のように見える
They look like kind people. : 彼らは親切そうに見える。
Looks like rain. : 《挨拶》ひと雨きそうですね。主語のItが省略された形

出典:英辞郎

 

 

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