人間関係はうまくいくに越したことはありませんが、そういうときばかりでなく時として相手とこじれて仲違いすることがあります。
仲たがいは色々ありますが、最も悪いケースが喧嘩です。その喧嘩も度を越すと暴力沙汰に発展します。そのパターンの一つが相手との殴り合いです。
まず下の記事を読んでください。この記事で注目したいのは殴り合いの場所が路上ということ、その当事者が二人とも公務員である点です。しかも一方が課長でもう一方は係長でふたりとも役職者なのです。
公務員で役職者と聞くと、普通に考えると路上での殴り合いの喧嘩などとは無縁とも思えるのですが、いったい原因になったのは何なのでしょうか。
これほど激しい喧嘩になったのですから、きっとお互いが相手のことにすごくムカついていたのに違いありません。
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町係長が盛んに挑発、課長と路上で殴り合い…両者とも降格処分に
読売新聞オンライン 2021/12/29(水) 8:47配信
奈良県王寺町は27日、路上で殴り合った男性課長(51)を主幹に降格した上で、減給3か月(10分の1)、男性係長(36)も主任に降格し、減給6か月(10分の1)の懲戒処分にしたと発表した。また、口論のきっかけを作った男性主事(31)を減給3か月(10分の1)とした。
町によると、15日に町内の飲食店で、課長と係長が口論となり、店の外に出て、互いに殴るなどしたという。課長は傷害容疑で現行犯逮捕され、その後釈放されている。
町の調査で、係長が盛んに挑発していた事実が判明し、より重い処分を課した。主事が係長の仕事ぶりを侮る発言をしたことが、けんかの発端だったという。
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私にもムカつく相手が一人いる
正直に言いますが、いま私にもすごくムカつく相手が一人います。それが誰かといいますと、近所にあるコンビニの経営者です。
住まいから5分ほど歩いたところにあり、特によく行くわけではありませんが、少なくとも月に5~6回は足を運んでいます。
でもこの経営者の顔を見るのはそのうち1回あるかどうかです。したがってめったに会わないのですが、会ったときは例外なくムカつきます。
何がムカつくかといえば、態度です。いかにも横柄そうなその態度が気に食わないのです。
常識的に考えてどんな商売でも店の経営者といえば、客に対して愛想良く接するものです。したがって客が来ればにこやかに「いらっしゃいませ」といい、買い物がすんで去るときは「ありがとうございました」というのが当たり前です。
ところがこの経営者はそうでないのです。まず店に入って顔が合っても、表情を変えることなくなんの言葉も発しません。
「いらっしゃいませ」のいの字も言わないのです。それどころか、こちらが「ナニ、この経営者は?」と思って視線を送ると、それに対して、きつい表情で睨み返のしてくるのです。
これがひどくムカつくのです。その態度には「俺はこの店の経営者でえらいのだ。だから客にペコペコする必要などないのだ」というような気持ちがはっきりあらわれているからです。
相手に対するムカつく気持ちが発展して殴り合いの喧嘩になる
これが私がムカつく相手のことですが、上で紹介した公務員の路上での殴り合いも、原因を探っていけば、結局は相手に対するムカつきの感情が爆発した結果のことではないでしょうか。
人間関係は極度に悪化すると、もう話し合いなどでは決着できません。お互いが激しいムカつきの感情を我慢できなくなり、それを暴力で解決しようとしたのに違いありません。
路上決闘にまで発展し、警察沙汰になってやっと決着に至るのです。
こういったプロセスはよく理解できます。なぜなら私自身にも、かつて路上殴り合いの経験が2度あるからです。
これはたいへん馬鹿げた恥ずかしいことですが、思い切ってカミングアウトすることにします。
実は私には40代と50代の2度に渡って路上で殴り合いの喧嘩をした経験があるのです。その顛末については、また機会があれば書こうと思います。
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