テレビの高校野球中継では、アナウンサーが応援団にインタビューをする場面がよくありますが、それに応じる若者たちが皆ハキハキしていて、理路整然とスマートに応答していることに感心します。
こうした様子から、「最近の若者はしっかりしていて、しかも賢くなっているのではないか、と感じることがあります。
このことに関連して思いついたことは、今の高齢者は「最近の若者は・・・」という若者に対する不平を言わなくなったという点です。
メディアの報道でも「切れやすい老人」というテーマは時々取り上げていますが、「若者への不平、不満」についてはまったく聴きません。
これは最近の若者がしっかりしているので、ことさら不平、不満を言う理由がないからなのではと思うのですが。
豊かになって劣等感がなくなったからなのか
高齢者が若者に不平を言わなくなった原因は何か、と考えてみるといくつかの点が思いつくのですが
第一は今の老人は経済的に豊かになっていて人生をエンジョイしていて、一昔前は感じていた老人ゆえの劣等感も減り、不平、不満の原因が少なくなったからではないでしょか。
こう書くと、気持ちにゆとりができてきたのに何故切れやすいのか、と問われそうですが
切れるのは気が短くなったこと(短気)に由来し、若者に対する不平とは生成理由が異なるのではないでしょうか。
Z世代の若者が立派すぎて口出しできなくなったのか
第二の理由としてあげたいのは、高校生など今の若者は,いわゆるZ世代と呼ばれるカテゴリーに属していて
生まれた時からインターネット社会で育っているため、物知りの上判断力に長けていて、高齢者があえて指摘したくなるような欠点が少ないのではないでしょうか。
要するに今の若者が立派すぎて高齢者が口出しできないのです。
若者ではなく他のことで切れて発散しているのでは
3つ目の理由は別項でも触れている切れやすい高齢者に関係があります。メディアでも時々取り上げられていますが、近頃の高齢者は切れやすいといわれています。
切れる場面はいろいろありますが、多いのは電車などを利用する際、何かといえば駅員に食ってかかることです。
それも酔っ払いなら仕方がない面もあるのですが、酒など飲んでいないシラフの人でも切れることが多いといいます。
これで思いつくことは、他のことで切れることが多いので、高齢者にはもはや若者に対して不平、不満をいうエネルギーが残っていないのかもしれませ
0 件のコメント:
コメントを投稿