夕方5時台のテレビを見ていると、どのチャンネルでも6時前のほぼ同じ時間帯に気象予報士が出てきます。
気象予報士全体で男女どちらが多いのかは知りませんが、私が見るときはたいていは男性です。
さて今年は歴史的な猛暑で、予報士は 「暑い、暑い」 を連日繰り返すばかりなのですが、聴く側としては、その「暑い」という表現はいい加減にやめてくれ、という心境です。
暑さでウンザリしている神経をよけい刺激するからです。
同じことを言うにしても、暑さをやわらげるような別の表現はないのか、アナウンサーならもっと表現方法を知っていなければいけない、とこちらはいつも思っているのですが。
浅田麻実という女性気象予報士がいい
いつもこんなふうに思いながら気象予報士の天気予報をいやいやながら聴いているのですが、私のこんな思いが通じたのか、昨日(9/26) こちらの希望を叶えてくれる女性予報士が登場したのです。
人々が今年の暑さにウンザリしているのを察して「暑い」を別の表現に
初めて見る女性予報士でしたが、彼女の表現は新鮮で、ざっと以下のように伝えていました。
「ようやく秋の涼しさが訪れたと思ったのですが、それも今日限りで明日はまた前のような、どちらかといえば夏よりの天気です」
どうですか。暑いと言わず「どちらかていえば夏よりの天気」という表現、うまいとは思いませんか。
本当はまた暑くなります。と言いたいところを、一度涼しい秋に接してほっとしていた人々を再び暑さに戻すのは忍びない、という気持ちが良く表れています。
表現力豊かなこの浅田麻実さんという気象予報士を高く評価したいと思います。
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浅田麻実 プロフィール
高校の地学の授業で気象学に興味を持ち、大学在学中に気象予報士資格を取得する。大学卒業後は静岡朝日テレビで気象キャスターとしてデビュー。気象情報に加え、中継リポートやナレーション業務など幅広く担当する。2018年4月からはウェザーマップに移籍し、地元関西でテレビを中心に活躍中。
取材時は自らカメラを回すことが多かったため、一眼レフカメラでの花の写真撮影が趣味に。また、月に2~3回は劇場に行くほどのミュージカル好き。
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