最近の特にアマチュアスポーツ選手の試合前や後のインタビューを聴いていると、共通した二つの定番ともいうべきセリフを口にする選手が多いようだ。
そのセリフとは第一が「ゲーム(試合)を楽しみたい」であり、二つ目は「勝てたのは周りの人々のおかげ」というものだ
・ゲーム(試合)を楽しみたい
前述の通り、このところスポーツの試合前のインタビューで、あまりにも多くの選手が
「ゲームを楽しみたい」とか「試合をエンジョイしたい」とか言うのを聴くが、こうした声を耳するたびに思うのは「これって本気で言っているのだろうか、こんな気持ちで試合に臨んで果して勝てるだろうか」ということだ。
このセリフは聴く側に少なからず違和感を与える。
こんなふうに言うのではなく「試合は厳しくて苦しいかもしれないが、勝つために全力を出して臨みたい」と言う選手が少しはいてもいいと思うのだが。
・勝てたのは周りの人々のおかげ
そもそもスポーツ選手が試合に勝って良い成績を上げられるのは普段の練習の賜物であって、厳しい訓練が実を結んで結果として成績に現れたのだ。
したがって評価すべきは練習に打ち勝った自分自身である。それなのに試合後のインタビューで「勝てたのは周りの人々のおかげ」などというのはいったい何なのか。
こんなふうに言うのでなく、「試合に勝てたのは自分が毎日の厳しい練習に耐えてこられたからです」と発言するほうがよほど良いと思うのだが。
こちら方が聴く人の胸に響くこと請け合いで、前のセリフのような訳のわからないものとは大違いなのだ。
周りに合わせて「流行りのセリフ」を使っているだけなのでは
上述のスポーツ選手の二つの定型セリフについて、なぜこうした言い方をするのだろう?と考えてみても、その理由を見つけることは難しい。
でもなんとなくわかるのは、彼らがよく考えたうえで言っているのではない、ということだ。
自分でじっくり考えたうえでなく、同じチームの同僚や他チームの選手たちがよく話していることを、単にまねして口に出しているだけなのではないだろうか。
つまり時代に後れまいと、流行りの言葉を使っているだけなのに違いない。
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