人の自慢話はいくら暇でも聞きたくないが、失敗談なら忙しくて暇がない時でも聞きたい
誰もが自慢話より失敗談を好むのはなぜなのか
「他人の不幸は蜜の味」(注1)という格言があるように、およそ人の不幸話を聞くことほど愉快なことはない。相手の不幸をよそに、聞いた方は幸福な気分になるのだ。
こうした時の心のメカニズムはいったいどのようになっているのだろうか。
新聞の人生相談が人気なのは不幸なテーマが多いから
今はインターネットの影響で新聞の購読者が減り続けているが、そんな中でどんなことがあっても新聞を止めないという人たちもいるようだ。
止めない理由が何かといえば、人生相談を読みたいからなのだ。人生相談といえばその内容はどちらかといえば人の不幸を取り上げたものが多く
不倫、離婚、借金、病気、DV(配偶者や恋人からの暴力)など、決して幸せな状態とは言えないようなテーマを取り上げているようだ。
こうした傾向になるのも、人々が他人の不幸話を聞くのを好むので、読者獲得に役立つからなのだ。
自叙伝は失敗の話を強調して書くべし
人は自分の生きざまを記録して本にして残したいと自叙伝を書きます。
せっかく書いたものですから、出来たら人に読んでもらいたいと思うのが普通です。
しかし本人の願いに反して自叙伝というものはあまり魅力を感じてもらえないようです。
その最大の理由は自慢話が多くてつまらないからです。読んでもらいたいのなら自慢話は曲力少なくし、なるべく失敗談を強調することです。
いつの世でも人は他人の不況を喜ぶのが常なのですから。
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