2024年10月25日金曜日

エンタメ小説新人賞応募を考えている皆さんへ 《小説新人賞応募者に是非とも伝えたいこと・第2弾》 確実に小説家になるにはこの道しかない ! ・シリーズ Part 1~Part 5の(Part 3)


  確実に小説家になるにはこの道しかない  !  ・シリーズ Part 1~Part 5


(Part 3)

わたしのエンタメ小説新人賞応募履歴

私の新人賞応募について述べますと、それは前の章に書いた三つの賞へすべて応募したことです。

いずれも初めての応募でしたが、幸いにも運も味方してくれ三つとも1回の応募で予選通過を果たしました。

三つとも応募数は1,000点を超えており、中でもオール読物新人賞は2,000件近くにも及んでいました。

でも綿密な応募戦略が功を奏したのか、三作品とも初めての応募で予選突破という僥倖に恵まれたのです。自分で言うのもなんですが

メジャーな新人賞三つに、初めての応募ですべて予選を通過したのは、ちょっとした偉業ではないかと、ひそかに自負しています。


満を持して準備万端で臨んだ小説新人賞応募

20代後半ごろより小説執筆を試みていましたが、なんど挑戦してもうまくいかず、挫折のl連続で、いっこうに小説が完成することはありませんでした。

この原因はあきらかに小説執筆の知識、経験の不足である、と判断し、しばらくブランクを置くことにしたのです。

それから20年以上の年月が経って、遅ればせながら、50代に入った早々に再び小説への挑戦を開始しました。

20代後半に失敗したのを反省し、今回は準備万端で臨みました。

準備は小説の執筆に対してだけでなく、それをどこへ、いつ、どのように応募するかについて具体的な戦略を練ったのです。



最初(一回目)のターゲットは創刊されたばかりの小説すばる新人賞

綿密に練った計画で、1回目の応募は小説すばる新人賞をターゲットにし、小説のテーマはニューヨークでの生活にしました。

20代の終りに、エキスチェンジトレイに―(交換研修生)として働いた、NYのスタットラーヒルトンホテルでの出来事と、1年間過ごしたNYの生活などを綴ったものです。

原稿用紙(400字)220枚の中編小説ですが、これを応募作品としたのです。

で、結果はどうだったかと言いますと、応募作品1000点以上の中で、見事予選通過を果たしたのです。

ちなみに、この当時の新人入賞者の中には、後に作家になって大成した篠田節子氏花村萬月氏(注)も含まれていました。


(注)篠田節子氏と花村萬月氏 

篠田節子
1955(昭和30)年、東京生まれ。東京学芸大学卒。東京都八王子市役所勤務を経て1990(平成2)年『絹の変容』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。1997年『女たちのジハード』で直木賞、『ゴサインタン』で山本周五郎賞を、2009年『仮想儀礼』で柴田錬三郎賞を受賞。2011年『スターバト・マーテル』で芸術選奨文部科学大臣賞、2015年『インドクリスタル』で中央公論文芸賞、2019年『鏡の背面』で吉川英治文学賞を受賞し、2020年紫綬褒章を受章した。他の著書に、『夏の災厄』『弥勒』『ブラックボックス』『長女たち』『肖像彫刻家』『田舎のポルシェ』『失われた岬』『セカンドチャンス』など多数。

 

花村萬月

1955(昭和30)年、東京生れ。1989(平成元)年、『ゴッド・ブレイス物語』で小説すばる新人賞を受賞し、作家デビュー。1998年、『皆月』で吉川英治文学新人賞を、『ゲルマニウムの夜』で芥川賞をそれぞれ受賞。人間の生の本質に迫る問題作を、発表し続けている。『眠り猫』『なで肩の狐』『鬱』『二進法の犬』『百万遍 青の時代』『私の庭 浅草篇』『たびを』『愛情』『錏娥哢た』『少年曲馬団』『ワルツ』など著書多数。


(1回目応募作品)

*小説すばる新人賞(集英社)・1000点以上の応募作品の中から10%の一次予選通過。

応募作品タイトル「ニューヨーク西93丁目の青春」400字原稿用紙

220枚



       新人賞予選通過作品の発表号



(作品冒頭2000字)


ニューヨーク西93丁目の青春

およそこの乗り物には似つかわしくないガタゴトという騒々しい音をたてながらドアの閉まるエレベーターを背後にして、修一はおもむろにズボンのポケットに手を突っ込み

ひやっとした感触を指先に感じながらジャラジャラと鳴るキーホルダーを取り出した。

エレベーターからほんの5~6歩も歩けばそこに入り口のドアがある。

「エセルはまだ起きているだろうか」そう考えながら色あせたドアの上の鍵穴に太い方のキーを突っ込んでせっかちに回し、続いて下の穴へもう一本の細い方を差し込んだ。

下宿人としてこの家に初めて来たとき、通りに面した一階の正面玄関にも大きくて丈夫な鍵があるのに、どうしてこの6階の入り口のドアにもさらに二つのキーがついているのだろうかと、その念のいった用心深さをいささか怪訝に思ったものだが、後になって家主のエセルにその理由を聞かされ、なるほどと思った。

ここウエストサイド97丁目はマンハッタンでも比較的アップタウンにあたるウエストサイドの一画に位置している。

この地域も今から約半世紀ほど前の1930年くらいまでは、マンハッタンの住宅地の中でも比較的高級地に属していて、住む人々も、上流階級とまではいかないが、その少し下に位置するぐらいの、まずまずのレベルの人が多かった。

しかし年が経って建物が老朽化するに従い、どこからともなく押しかけてくるペルトリコ人が大挙して移り住むようになり、それにつれて前からの古い住人はまるで追われるかのように、次第にイーストサイドの方へ引っ越していった。

そして50年たった今では、もはや上品で優雅であった昔の面影はほとんどなく、その佇まいは煤けたレンガ造りの建物が並ぶ灰色の街というイメージで、スラムとまではいかないが、喧騒と汚濁に満ちた、やたらと犯罪の多い下層階級の街と化してしまったのだ。

住人の多くをスペイン語を話すペルトリコ人が占めているということで、今ではこの地域にはスパニッシュハーレムという新しい名前さえついている。

今年71歳になり、頭髪もほとんど白くなったエセルは、口の端にいっぱい唾をためながら、いかにも昔を懐かしむというふうに、こう話してくれた。

ここまで聞けばどうしてドアに鍵が多いのか修一にも分かった。つまりこの辺りは、犯罪多発地域で、泥棒とか強盗は日常茶飯事であり、ダブルロックはそれから身を守るための住人の自衛手段なのだ。

そう言えば、つい3日前にも、ここから数ブロック先の一○三丁目のアパートで、白人の老女が三人組の黒人に襲われて、ナイフで腕を突き刺されたうえ金品を盗まれたのだ、と昨日の朝、いきつけのチャーリーのカフェで聞いたばかりだ。

 そんなことを思い出しながら、ドアを開け薄暗い通路を進み、正面右手の自分の部屋へと向かった。すぐ右手のエセルの部屋のドアからは明かりはもれていない。

 どうやら今夜はもう眠ったらしい。

今はマンハッタンのミッドナイト。昼間の喧騒が嘘みたいに、辺りは静寂に包まれている。部屋の隅にあるスチームストーブのシュルシュルという音だけが、やけに耳についた。

それにしても今夜のエセルは静かだ。

このアパートへ来てしばらくの間は彼女が喘息持ちだとは知らなかった。ましてや深夜に激しく咳き込んで下宿人を悩ますなどとは思ってもみなかった。


もしそうだと知っていたのなら、月250ドルの下宿代をもっと値切っていたはずだし、さもなくば、部屋の防音をもっとよくチェックしたはずだ。


エセルの寝室は壁ひとつ隔てたすぐ隣にある。壁はそこそこの厚みがあり、声や物音が筒抜けになるという訳でもないが、リビングルームに面して隣り合わせて並ぶドアの隙間から迂回してくるものが意外と大きい。


それでも越してきて4~5日ぐらいは何事もなかった。辺りのただならぬ気配に目を覚まさせられたのは、一週間経つか経たない日の深夜であった。


目を覚ます前、夢の中で人が咳き込んでいるのを長い間聞いていた。そしてそれ

がドアの方へ 移動して一段と大きくなったところで目を開けて起き上がった。


リビングルームの方からエセルが激しき咳き込んでいるのが聞こえた。

断続的な咳の間には、苦しそうな呻き声も入っていた。 

これはほっとけない。 そう思った修一はベッドを抜け出してリビングの方へ歩いていった。


中に入るとソファに座って激しく咳き込んでいたエセルが振り向いてチラッと見たが、またすぐうつむいてゴホンゴホンと咳き込んだ。


「どうしたのエセル、だいじょうぶかい?」そう聞きながら、とりあえずこうした場合は背中でもさすってあげるしか方法はないと思った。女性とはいえ、だらりと肉がたるみ、ぶよぶよとした老女の背中をさするのは決して心地よいものではなかった。 


ニューヨークへ着いて早々、しかもこんな深夜に、いったいなんたることだ。眠くてたまらない眼をこすりながら修一は胸の中でそうつぶやいた。


(このシリーズ 今後の掲載予定日)

(Part4) 11月 5日

(Part5) 11月15日

2024年10月20日日曜日

アメリカ人も節約志向なのか マックの客男性二人連れがユニークだった

         


 &

        =ハウマッチ?


姫路城といえばいまや外国人にも国内有数の人気観光スポットで、それ故にJR駅周辺はいつも外国人観光客であふれている。


特に姫路駅から姫路城に直結する大通り「大手前通り」を行き交う人は、その半分ぐらいは外国人と思えるほどだ。


仮に駅周辺を1時間ほどぶらぶら歩くだけで、その間に目にする外国人は数百人にも及ぶほどである。


これだけ数が多ければいろいろ観察でき、少なくとも外国人に関しての話のネタに事欠くことはない。


マックにやってきたアメリカ男性二人連れはドリンク持ち込み さて注文は?


3〜4日前だったか、いつも行くJR駅前のマックで、私のすぐ前の席に二人のアメリカ人らしい男性客が座った。


この店に外国人客はめずらしくないのだが、なぜか彼らから目が離せなかった。


というのもドリンク持ち込みでやってきたからだ。二人はテーブルにつくや否や、手にしてしていたボトルをテーブル隅の方にドンと置いたのだが、ラベルが「富士天然水」とか何とかのミネラルウォーターだった。


「外国人がドリンク持ち込みとは珍しいが、はてこの二人がフードに何を注文するのか興味深く見守っていたのだが、まもなくウェートレスがやってきて、運んできたのは二人とも同じで


マックポテトMサイズ、それに薄っぺらいバーガーの2品だけだった。


これだとポテトが250円、バーガーが200円ぐらいだから、合計でも500円以下である。


日本人でも食欲旺盛な若い男性客なら平均短歌が800円前後なのに、それと比べると半分ぐらいでしかないでないか。


これってリッチな印象のアメリカ人のイメージに全然合わない。この二人、荷物をどこかに預けてきたのか、手ぶらだったのでわからなかったが、ひょっとして何でも安いと評判の日本を訪れた節約旅行のバックパッカーなのかもしれない。



アメリカ人観光客、日本にきてまでなぜマックにくるのだろうか


それにしても最近のマックではアメリカ人観光客をよく目にする。でもこの人たちはどれほどマックが好きなのだろうか。


今日だけでも30分ほどの間に、前述の男性二人づれと家族連れ2組に出会ったから、合計10名ぐらいのアメリカ人に出会ったことになる。


これくらいほぼ毎日だから、どう考えても多すぎる。日本人からすると、よくもまあ、日本に来てまで、これほどよくマックにやってくるものだと、思えるのだが。これだと、「American、 crazy about Mac」言っていいくらいではないか。



自分たと、NYで吉野家や松屋 それに王将などには行かないのだが


マックに来るアメリカ人が多いと思うのは、自分が仮に自分がアメリカへ行った時と比較するからだ。


仮にNYへ行ったとする。NYといえば日本食のメッカで、寿司をはじめ、うどん、ラーメン、餃子、牛どん、お好み焼きなど、日頃よく食べているモノに事欠くことはない。


とはいえ自分がNYを訪れたとき、これらの店へ行くかといえば、たぶんその答えはたぶんノーだろう。


現地の珍しくておいしいモノを求める気持ちが強く、「NYに来てまで日本食はないだろう」と考えるからだ。でも日本にくるアメリカ人はなぜかマックに詰めかけてくる。


ネットのニュースで読んだ記事に、「日本に来る外国人はお金持ちが少ない」とあったが、ひょっとしてあれは本当のことだったのかもしれない。


それ故にお世界一物価高の国に住むアメリカ人は、せめて物価の安い日本に来たときぐらいは節約気分を味わいたいのかもしれない。


「アメリカ人の皆さん、その気持ちよくわかりますよ」






2024年10月15日火曜日

エンタメ小説新人賞応募を考えている皆さんへ 《小説新人賞応募者に是非とも伝えたいこと・第2弾》Part 2


確実に小説家になるにはこの道しかない  !

・シリーズ Part 1~Part 5


(Part 2)

エンタメ系と純文学系は分けて考えなければいけない

この記事はあくまでエンタメ小説家を目指している方々を対象にしたものですが、そうした方々に是非ともお伝えしたいことがあります。

それは小説新人賞にはジャンルによって区分があり、いくつもの種類があることです。

これを知っておかないと、間違ったジャンルの新人賞に応募してしまう恐れがあります。

もしそうだと、いかに優れた作品でも、正しい評価を受けることなく、落選という烙印を押されてしまうのです。


ジャンルの異なる新人賞への応募だと優れた作品でも予選で落ちる

上述のように、小説新人賞応募者はジャンルごとの種別を知っておかなければいけないのです。

メジャーなものに限って大別すると、純文学(芥川賞系)の新人賞を主催する雑誌が、文学界(文藝春秋)、群像(講談社)、新潮(新潮社)、スバル(集英社)など。

エンタメ小説の方が、オール読物(文藝春秋)、小説現代(講談社)、小説すばる(集英社)です。

これを知らずジャンルを間違えて、例えば純文学の新人賞にエンタメ小説の原稿を送ったらどうなるのでしょうか。

この場合、はたして受け取った出版社は、応募先のまちがいを理由に原稿を送り返してくれるでしょうか。

いいえ、残念ですが決してそんなことはありません。正式応募作品として受理して審査され、内容がそぐわないとして、あえなく予選落ち扱いにされるだけです。

それがいかに優れた作品であったとしても、ジャンル違いとあれば、致し方ないのです。


マイナーな新人賞では小説家になれない

では小説家になれるのはメジャーな新人賞を目指すのがベストということを知らずに、マイナーな新人賞で入賞した場合はどうでしょうか。

いまは一昔前と比べてインターネットが普及したこともあり、ネット小説なども生まれて、そうしたものを対象にした新人賞も生まれたせいで、小説新人賞の数は驚くほど増えています。

でも勘違いしてはいけません。賞の数が増えたと言っても、作家への道が増えたのではないのです

。part1でも述べたように、今も昔も小説家へのベストな方法はメジャーな小説新人賞応募をおいて他にはないのです。

仮にマイナーな新人賞を取って小説家デビューを果たしたとしても、それは弱小出版社から、一回のみ少部数で作品が出版されて終りになることが多いのです。

はたしてこれで小説家になれたと言えるでしょうか。



エンタメ小説家になるには、まず三つの新人賞で予選突破を目指す

メジャーな小説新人賞三つの応募で、すべて予選突破した筆者だから云えること

このシリーズPart1でも書いたように、エンタメ小説家への道はメジャーな三つの新人賞(オール読物新人賞、小説現代長編新人賞、小説すばる新人賞)に挑戦する以外、他に道はありません。

こう断言できるのは筆者がその三つの賞に応募して、一回目の応募ですべて予選を通過できたからなのです。

これが何を意味するかといえば、ターゲットにした新人賞がすべて私の作品をエンタメ小説と認めてくれたことになるのです。これはエンタメ小説新人賞として応募先が間違っていなかったからです。

これがなぜ大事なことかというと、せっかく作家を目指して応募した新人賞でも、応募先の選択を間違うと、作品がいかに優れていても正しい評価を受けることなく、一次予選であえなく落選という憂き目を見ることになってしまうのです。


自分の作品はエンタメ小説と認識していた

小説の種類は大きく分けて、純文学系とエンタメ系に分けられますが、大事なことは応募前に自分の小説がこのうちのどちらに属するかをはっきり認識しておくことです。

この認識があいまいだと、応募先選定に間違いが生じる恐れがあるからです。

せっかく長い日時をかけて書き上げた小説が、単なる応募先選定ミスで失敗(予選敗退)ということで終わってしまうことになれば泣くに泣けません。


新人賞突破には目標と戦略が欠かせない

《目標》メジャーな出版社の応募が多い新人賞だけを狙い、直木賞につながるような作品を書く。直木賞こそがエンタメ小説が目指す最終ゴールであることをしっかり認識しておかなければなりません。


メジャー新人賞3つにすべて応募する

(Part1)でエンタメ小説新人賞の応募先としてオール読物新人賞(文藝春秋)、長編新人賞(講談社)小説すばる新人賞(集英社)を挙げましたが、では、この三つのうちどれか一つを選んで応募すればいいのでしょうか。

もちろんそれでも間違ってはいません。でも小説新人賞の道は非常に険しくて、ずぶの素人が一発勝負で臨んで望みが叶うというような易しいものではありません。

それをよく表すのが応募者の数です。過去のデータを見ればそれがよくわかりますが、だいたい三つの新人賞とも、1回の応募は1000件前後あります。

でもこれに対して第一次予選通過は応募数の10%程度です。つまり応募数が1000件だと、通過するのは100件です。

つまり10人のうち、通過するのは僅か1名だけなのです。ということは残り9名の応募者は、第一次予選の段階で脱落してしまうのです。

この厳しさを知れば、三つの応募先のうち一つだけ応募して、安閑と結果を待つ、と言うのは暴挙と言えるのではないでしょうか。

お勧めするのは、最初の応募はできるだけ多くすることです。



《戦略1》応募者数と予選通過率を熟知しておく

エンタメ小説新人賞の応募件数は年次によって差がありますが、筆者が応募したときはいずれも1回の応募が1000件以上ありました。

応募を決める前にこの応募件数をしっかり把握しておくことは極めて大事です。なぜならこの応募件数が難易度を測る尺度になるからです。

応募件数と合格件数を知り、難易度を予測することが、戦略を立てる上での大切な要素になるのです。

例えば応募件数500件の新人賞と応募件数1000件の新人賞では、難易度は倍近く異なるのです。

この違いを知っておかなければ、応募の腹積もりも含めて、良い戦略を立てることはできません。


《戦略2》審査員と作品傾向を知っておく

作品をできるだけ多くのターゲットに応募することの次に大事な戦略は応募前に審査員と作品傾向を知っておく、ということです。これは審査員である作者の作品傾向を知るためです。

大学などの入試に際しても「問題の傾向」が重視されるように、文学賞においても審査員の作家としての作品傾向を知っておくことは極めて大事なことです。


《戦略3》予選に落選したときの対策を立てておく

誰でも一回の応募で作品が予選を通過することを望みます。しかし、前述のように作家へ直結するようなメジャーな新人賞ともなれば応募者が多く、合格者は応募者数の10%程度でしかない狭き門です。

この数字をしっかり認識しておくことが極めて大事です。でないと落選したときのショックが大きいからです。

落選で受けた大きな失望で戦意喪失して、次の挑戦意欲を失ってしまう可能性があるのです。でも事前に厳しさを認識して戦略を立てて臨めば、次なる挑戦への意欲は失われません。

その戦略も安易なものでなく、練りに練って、綿密で隙のないものでなければなりません。


(このシリーズ 今後の掲載予定日)

(Part3) 10月25日

(Part4) 11月 5日

(Part5) 11月15日


2024年10月13日日曜日

マーフィーの法則がおもしろい




「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する」というのが特におもしろい。でもなぜ?


Yafoo知恵袋はこう言っている

マーフィーの法則で、トーストのやつありますよね?トーストにバターを塗った面が床に着地する確率は、絨毯の値段に比例するってやつだと思うんですが、意味が分かりません。

何を言いたいんですか?


絨毯が高ければ、バターを塗った面が着地する確率が高くなるという事ですか、それとも逆ですか?



ベストアンサー

pri********さん

マーフィーの法則は、「そういう時に限ってこんなことが起きてしまう」的なことを多く取り入れてそれを法則としています。


あなたの解釈で正しいです。

高い絨毯は汚したくないですよね。でもそういう高い汚したくない絨毯に限って、トーストを落とした時にはバターを塗った面がべたっと落ちて汚れる確率が高いということです。安い絨毯の場合には、落としてもバターの面の落ちる確率も低いということで比例するわけです。     出典:Yahoo知恵袋

 

マーフィーの法則(Murphy's law)とは

 

「失敗する余地があるなら、失敗する」

「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、絨毯の値段に比例する」

 

をはじめとする、事実か事実でないかは別にして、先人たちの経験から生じた数々のユーモラスでしかも哀愁に富む経験則をまとめたユーモア及びジョーク集である。

 

多くはユーモアの類で笑えるものであるが、精神科医や学者の中には、「認知バイアスのサンプルとして捉えることが可能なものも少数ある」との見方もある。


ウィキペディア

 

 

マーフィーの法則 定番の法則例

マーフィー法則の中でも、多くの人に知られているものには、以下のようなものがあります。

•  失敗する可能性があるものは、いずれ失敗する

•  トーストのバターを塗った面が下側で着地する確率は、カーペットの値段に比例する

マーフィーの法則の中でも、トーストのバターを塗った面が下側で着地することに関する法則が特に有名です。

イギリスの科学者ロバート・マシューズは、この法則が事実かどうか確認するための実験をおこないました。

その結果、高確率でトーストのバターを塗っている面が下になって着地することが証明されました。

さらには、バターを塗っている面を上にして着地させるためには、高さ3メートル以上のテーブルから落とす必要があることもわかったのです。

 

日常生活に関する法則の例 

•  洗車をすると、雨が降る

•  急いでいるときに限って、赤信号にひっかかる

•  急いでいるときに限って、電車が遅れている

•  外出先で何かを捨てたいときに限って、ゴミ箱がなかなか見つからない

•  間違って電話をかけたときに限って、すぐに相手が電話に出る

•  車線を変更すると、さっきまで走っていた車線の流れが良くなる

•  スポーツ観戦中に中座しているときに限って、得点が入る

•  傘を持って出かけると、雨が降らない

•  お茶をこぼすと、大事な書類がある方向にこぼれる

•  髪型をきれいにセットできた日にかぎって、強風で髪型が崩れる

•  先生に指名された問題に限って、唯一解けない問題である


仕事に関する法則の例 

•  急いで対応した仕事ほど、なかなか必要とされるタイミングがこない

•  調子の悪い機械を人に見せようとすると、通常通りに動く

•  忙しいときほど、問題が発生する

•  一人退職すると、続々と他の退職者が出る

•  集中しているときに限って、電話がかかってくる

•  楽しみな予定があるときに限って、残業になる

出典:. ビーイングコンサルティング