「健全な肉体に健全な精神やどる」と言われるように、心身の健全さを保つには堕落や退廃は許されない。
これらを許すと健康だけでなく、次第に精神が蝕まれていくことになる。これは恐ろしいことだが、このところ盛んになった「昼飲み」には堕落と退廃のにおいがプンプンする。
梅田のビル地下飲み屋街 昼間から人があふれていた
大阪梅田の飲み屋街のひとつ「大阪駅前ビル地下街」を歩いてみて驚いた。平日の昼過ぎだというのに客が多く非常に賑わっているのだ。
このビル街は大阪駅から各3〜7分ぐらいのところにあり、第1〜第4まで大きなビル4棟が地下通路でつながっている巨大ビル群である。
この4つのビルの地下1〜2階に各々30軒ぐらいの飲み屋街があるのだ。
繁華街だからこうして店が多いのはいいのだが、でもなぜ昼間から飲み屋にこれほど客が集まるのだろうか。
「酒は夜飲むもの」という考えはもう古いのか
「酒は夜になって飲むもの」と考えている私だが、しかしこの飲み屋街、昼過ぎの3時前という時間帯なのに、なんと人の多いことか。
いまや「酒は夜飲むもの」という考えは古いのだろうか。この様子からだと、まるで「酒は昼から飲むもの」と思えてもおかしくないではないか。
いや今では朝飲みというのも珍しくないから「酒は朝から晩まで飲むもの」といってもおかしくないではないか。
でも日中から飲み屋にこれほど多くの客が集まるのを、果たして健全なことと言えるだろうか。
昼のみが多いのは暇人が増えたからなのか
平日の3時前といえばサラリーマンだと明らかに勤務時間中である。しかもこのビルはオフィス街のど真ん中にある故なのか、白いシャツにネクタイ姿の人がめだつ。
こうした人たちは明らかに周囲のオフィスで働いているサラリーマンと思えるのだが、その人たちがなぜ勤務時間帯の昼過ぎに飲み屋に集まるのだろうか。
それとも外回りの営業関係の人たちが、仕事をさぼってやって来ているのか、それに加えて失業中の職探しの人たちも混じっているのだろうか。
などといろいろ想像してみるが確かなことは分からない。
昼のみする人は夜も飲むので酒量を増やして体を壊す
昼から飲む人たちは、いったい夜になったらどうするのだろうか。昼飲んだからと、夜はまっすぐ家路につくのだろうか。
もちろんそうした人たちもいるだろうが、全てがそうだとは限らず、およそ半数ぐらいは夜も続けて飲むのではなかろうか。
とすれば明らかに酒量は増えてくる。酒は適量を飲むのはいいのだが、酒量が増えると健康を害するのは明白だ。
これが昼のみの最大のデメリット名のではあるまいか。
昼飲みには退廃の匂いがする
たいていの場合男が失敗して退廃に向かう原因は、「ギャンブル、女、酒」の三つと言われている。酒は堂々この三つ中に入っているのだ。
とはいえ、仕事帰り 疲れをいやすための「ちょっと一杯」は悪いことではない。悪いのは度を超して長い時間をかけ大量に飲むことである。
言うまでもなく、酒は大量に飲むと体に悪い。昼飲みをし、また夜も飲めば量が増えることは明らかで、体に悪くないはずがない。
たいていの人たちは昼間は仕事をするものだと思っている。そして仕事が終わって家路につく夜が、疲れをいやすために酒を飲む時間だと心得ている。
これが常識ある人の行動パターンではあるまいか。でもこのパターンを外れて、夜だけでなく昼飲みにも走れば、次第に生活が乱れ、やがては退廃に向かうことは明らかだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿