一時ほどではないにしても、今でも「赤坂の料亭」に出入りする政治家は少なからずいるらしい。
でも何故だろう? 政治と金の問題がこれだけ大きくクローズアップされている昨今にあって、なんとなくいやな金の匂いがして、クリーンなイメージにはほど遠く、少なからず胡散臭さの漂う赤坂の料亭などに何故いまだにこだわり続けるのであろうか。
そうでなくても奥まった部屋での「ひそひそ話し」など、ネット全盛のオープンな今の時代には、時代遅れもはなはだしく、「料亭での会談」という、そのスタイル自体がもはや時代の風潮には合わなくなっているとも思えるのだが、にもかかわらずなのである。
あの小沢一郎氏でさえ、若手議員との会合には昨今では料亭などは避けて、庶民的な感覚の居酒屋を利用しているらしく、そうした光景がこのところよくニュースなどで流されている。
赤坂の高級料亭はごく短時間利用しただけでも、最低一人5万円以上はかかるらしく、いったいそんな馬鹿げた料金をもったいないと思わないのだろうか。
公金で支払われているから、そうしたことは意識に上らないのであろうが、でも、もしポケットマネーで出すのなら、たとえ政治家といえども誰もそんな所は利用しないであろう。
はっきり言って「赤坂の料亭」はもはや過去の遺物であり、言わばあの田中角栄氏に象徴されるような、悪名高いバブル時代の金権政治が置きざりにした残骸のひとつでしかないのである。
時代が大きく変わった今、これからの時代を担う日本の政治家たちは古い時代の悪しき象徴である「赤坂の料亭」などとはきっぱり縁を切るべきなのではないだろうか。
わが国の首相たるもの、清新なメッセージを国民に送るためにも、全政治家に対して「赤坂の料亭利用禁止令」なるものでも出していいのではないだろうか。
もし菅首相がこれをすれば、国民に喝采を浴びること間違いなしである。
それでもやめることができず、どうしても利用したい人は、どうぞご自分のポケットマネーで馬鹿げたことを続ければいいのである。
「赤坂の料亭」なにかくさい、くさい。
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