2010年9月23日木曜日
通勤途上に出会った白人外国人男性に関しての「マナー」にまつわる話2題
朝九時ごろだった。
JR姫路駅へ向かう途中、タクシー乗り場付近に立ち止まっていた若い外国人男性が目に留まった。
スーツ姿がきまった背の高いとてもルックスのいい白人だった。
まるで映画スターを思わせるほどのあまりのかっこよさに、私は歩きながらその姿に見とれていた。
すると、相手はこちらの視線に気づいたのか、少し表情を曇らせると突然私の前を歩き出した。
そして少し進むと、少し大きめな声でとつぜん言葉を発した。
その外人との間隔は2メートルほどしかなく、はっきりとその言葉は聞きとれた。
それは「Fuck you!」というものだった。
たぶん、日本人の私にジロジロ見つめられたことが気に食わなかったのに違いない。
マナーを考えず、じろじろと見た不注意な私が悪い。
次は神戸に向かう電車内でのことである。
その30代ぐらいの白人男性は明石駅から乗ってきた。
ドアの近くの4人がけのボックス席の進行方向とは反対向きの席に座った彼は、進行方向を向いていた私とは二メートルほどの間隔は空いてはいたが向かい合わせる形になった。そのため、その動作がよく目に入った。
座席につくや否や、たぶん「ipod」だったろうか、それにイヤフォンを繋ごうとしていたが、やにわにその動作を中断すると、電話がかかってきたのかポケットから携帯電話を取り出して耳にあてた。
感心したのはその後であった。
彼は話し始める前に口と耳にあてた携帯電話を二つの大きな手の平ですっぽりとカバーして、まったく音が漏れないようにして、その後ゆっくりと話し始めた。
声も小さめに抑えていたのだろう。その声はまったく辺りにもれてはいなかった。
原則禁止の車内での携帯電話だが、そんなことお構いなしで周りに気兼ねなく堂々としゃべっている人は多くいる。
でもその白人男性のように両手ですっぽり覆ってしまって、声がもれないようにして話している姿などあまり目にはしない。
やはり、この人たち白人は母国欧米で、公衆の面前でのエチケットをしっかりと仕込まれているのであろうか。
大いに見習う点ではあった。
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