7月のブログに「プロ野球オールスター戦をいまだに夢の競演と呼ぶスポーツニュース女子アナウンサー」というタイトルでアナウンサーの言葉づかいに対するセンスについて批判記事を書いたが、今回は批判の対象がテレビの女性お天気キャスターになる。
一週間ほど前であったろうか、ある民放の10時に始まるニュース番組の天気予報で、去年から担当している女性お天気キャスターの使う気温の体感に対する表現が気になって仕方がなかった。
それは次のようなことだった。
9月に入ってもまだ厳しい残暑が残っていたとはいえ、その日は日中でも珍しく少しだけ秋めいた涼風が吹き、それまでの猛暑日とは違い比較的心地よく過ごせた日ではあった。
その少しだけ涼しかったその日の気温をこのキャスターは、なんと「肌寒い」と表現しており「明日もこの肌寒さは続くでしょう」などと言っていたのである。
もううんざりとするほど記録的に長く続いた猛暑のあとにやっと吹いたホッとする「涼風」を、何をもってすれば「肌寒い」などと表現できるのであろうか。
言うならば「あすも涼しい風が吹いて、心地よい天気は続くでしょう」ぐらいが適当なのではないだろうか。
それを「肌寒い」と言ったりするこの人の神経はいったいどうなっているのであろうか。
これに対しては二通りの考え方が思い浮かぶ。
一つは単なる言葉の使い方のミス。
そしてもう一つはこのキャスター自身が本当に肌寒いと感じ、そして自分だけが感じた人とは違った体感を率直にを述べたのかもしれない。
でもどちらにしても問題である。
もし初めのケースだと言葉づかいをしらなくてキャスター失格。
二つ目のケースだとその特異な気温に対する体感に問題があり、これもお天気キャスターにはまったく不向きなのではないだろうか。
実はこのキャスターの気温に対する表現にはこれまで何度も疑問を感じていたのである。
特に寒さについての表現に問題がある。
つまり、今回の表現のように本来なら「涼しい」というべきところを、それを通り過ごしていきなり「肌寒い」などと表現してしまう癖があるのだ。
でも、もし実際にそう感じるのなら、この人は極度な「冷え性の寒がり」であり、正しい気温を伝えなければならないお天気キャスターには絶対に向いていないのである。
視聴者としては、そんな的外れな間違った表現は聞きたくないのである。
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