2010年12月27日月曜日
あなたは何故「血液型占い」を信じるのですか?・The character fortune-telling by blood-type is nonsense.
国別血液型比率(単位%)
O A B AB
アメリカ 45 41 10 4
メキシコ 84 11 4 1
ブラジル 48 39 10 3
オーストラリア 47 40 10 3
イギリス 47 41 9 3
フランス 43 45 9 3
ドイツ 38 43 13 6
イタリア 45 40 11 4
ハンガリー 30 43 19 8
ロシア 32 28 31 9
イラク 35 31 26 8
パキスタン 31 25 34 10
フィリピン 45 26 24 5
ケニア 49 26 22 3
中国(華中) 35 32 26 7
韓国 27 32 30 11
日本 31 38 22 9
インターネット検索「国別血液型比率」参照
まず上の表を見て欲しい、
これを見ると分かるように血液型は国民によって「型」の比率は大きく違ってくるのである。
例えばメキシコでは「O型」が他の国より抜きん出て多く、実に84%という高い比率を示しており、その反面「AB型」はほとんどないに等しい1%という世界一低い比率になっている。
また日本だとこの血液型の人は頭がいいと言われている「AB型」が欧米諸国ではかなり低いのがわかる。
さらに隣国同士とはいえ、日本と韓国ではすべての型でかなりの違いが見られる。
こうした点を踏まえて考えてみて、日本で人気を博している「血液型占い」というのは果たしてどうなのだろうか。
もし血液型占いが当たるのならこれを当てはめることによって全世界の国民の性格はほとんど掴めてしまえるではないか。
そしてこの方法を使うと全世界の何十億人の性格をわずか4種類のパターンに分類できるのである。
まさかそんなことで納得する人が世界のどこかにいるというのであろうか。
それに先ほども言ったように欧米人は「AB型」が少なく、この占い流に言えば「賢い人が少ない」ということになるではないか。
そんなこと言ったら欧米人は怒りますよ。
およそ血液型占いほど「ナンセンス」なものはない。
日本だけに限って考えてみても約1億2千万人もの人をわずか4種類のパターンに分けてしまうこと自体が乱暴で馬鹿げたことなのだ。
それが証拠にまず自分の親兄弟を見て欲しい。
例えば私は7人きょうだい(現在は5人)で同じ血液型の者もいるが皆みごとにその性格を異にしていて誰一人として私に似た性格の持ち主はいない。
わずか一家族の兄弟でさえこういう状態であるというのに、どうして1億2千万人の国民全体を4種類のパターンに分けられると言うのだろうか。
一般的にアメリカ人には血液型を知らない人が多いらしく、必要がない限りあえて知ろうともしないらしい。
したがってそういう状況では「血液型占い」自体存在する下地がないので、信じる信じない以前の問題である。
アメリカ以外でも「日本の若い女性」のように熱狂的にこの占いを支持する国など(アジアの数国を除いて)世界のどこにもないのである。
どうか何かにつけて相手の血液型でその性格を知ろうとする若い女性の方々は、もう一度その根拠をよく考えてみて欲しい。
でなければアメリカなどへ行って「血液型占いの話」などしたら馬鹿にされて笑われるだけですよ。
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