アベノミクスで円安になってすでに数ヶ月経過している。それも昨年秋以来は20円近くも大幅に下がっているのである。
なのに一向に貿易が黒字に転換しないのは何故なのか。これはおかしいというより異常事態と言った方が良いのではないだろうか。
液化天然ガスの輸入が増えたのが大きな原因と言うが、それだけではないだろう。
これはもう構造的な問題で、自動車のような例外はあるが、要するに電器製品をはじめとする日本製品を買ってくれる国が少なくなったのである。
つまり、世界中でMade in Japan の製品は魅力を失っているのである。
それにもう一つの理由は、日本人は英語など外国語が下手なため、営業活動が不足しているのである。
当たり前のことだが商品が良いうえに、優れた営業力がなければモノは売れない。
したがって輸出を回復するにはもう一度外国に負けない良い商品を作って、外国語のできる優秀な営業マンを育てることである。
こんな分かりきった対策に、いったいいつまでモタモタしてるのだろうか。
輸出を増やしてして黒字に転換してこそ日本の将来があるのだ。いまは根拠の薄い株高などに浮かれている時ではない。
輸出回復へ向けた関係者の奮起を期待するだけである。
以下はこの問題を報じる読売新聞と朝日新聞の記事である。
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これは異常事態ではないのか ・ 貿易赤字、10か月連続…4月は8799億円
. 財務省が22日発表した4月の貿易統計によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は8799億円の赤字(前年同月は5184億円の赤字)だった。
貿易赤字は10か月連続で、4月では1979年以降で最大だった。輸出額は3・8%増の5兆7774億円で、輸入額も9・4%増の6兆6573億円に膨らんだ。
(2013年5月22日 読売新聞電子版)
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貿易赤字、過去最大の8799億円 10カ月連続
財務省が22日発表した4月の貿易統計(速報)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は8799億円の赤字となった。
貿易赤字は昨年7月以来10カ月連続。自動車などを中心に輸出は改善しつつあるものの、液化天然ガスなどの輸入額の増加が響いた。
朝日新聞電子版 2013年5月22日
2 件のコメント:
Thanks in support of sharing such a good opinion, paragraph is fastidious,
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