酒を飲んでいると乗車を拒否されるインドの地下鉄
酒を飲むと自動車など乗り物の運転ができないのはどこの国も同じであるが、これはそうした話ではない。
なんと乗り物に乗車する側も酒を飲んではいけないというのだ。
理由は簡単だ。酒を飲み酔っぱらって乗車すると、まわりの客に迷惑をかけるからである。
しかし言われててみればそのとおりである。
だいいち酔っ払いは臭いも嫌だし、おまけに人に絡んだりすることもあり、まるでいいことはない。
したがって乗車を拒否されてもしょうがない。
しかし人口10億人というインドで、よくこれだけ思い切った措置が採られたものだ。感心する。
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ニューデリーの地下鉄、乗客対象の酒気帯び検査を計画
インドの首都ニューデリー(New Delhi)市内の公営地下鉄網は、乗客が酒に酔っていないかどうか調べるアルコールの呼気検査を試験的に実施する計画をまとめた。中央産業保安部隊のヘメンドラ・シン(Hemendra Singh)報道官が7日、AFPに語った。
シン報道官によると、CISFの隊員が呼気検査器を使用し、酒に酔った乗客を特定する。酒気帯びが確認された場合はその乗客の乗車を差し止め、混雑することが多い車内で他の乗客に迷惑をかける行為を防ぐ。
同報道官は「酒気帯びは他の乗客に対していたずらに迷惑をかける。酒臭い乗客と同じ空間にいることを強いられるのは不快なものだ」とコメント。夜間を中心に車内で酔っ払いの乱闘騒ぎが起きるのも問題だと付け加えた。
地下鉄の警備を担当しているCISFは、検査対象を酒気帯びの兆候が見られる乗客に限定。まず試験的に検査計画に乗り出す。
使用される携帯式検査器には、呼気に含まれるアルコール濃度が高かった検査対象者の名前を紙に出力する機能がある。CISFはこの情報を基に、迷惑をかける恐れがある乗客のデータベースを作成する方針という。(c)AFP
【5月12日 AFP】 AFP おもしろニュースより
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