NHKニュース番組でタイのデモ隊の様子が2日連続で大きく報道されたのはなぜ
NHKの日曜日夜6時台に放送される海外ネットワークとう番組があるのですが、2月2日の放送で、この番組を担当する男性キャスターがタイに飛んで、タイの選挙を妨害するデモ隊の様子を特集で放送していました。
タイの暴動はもう長い間続いていますが、死者やケガ人などはほとんど出てはおらず、同時期に起っているエジプトの暴動などに比べると、どちらかというとそれほど過激さのない穏やかな暴動です。
したがって現地には特派員もいるのですから、わざわざキャスターが飛んで行ってまで報道するほどニュースバリューのある出来事ではないと思い、15分間にも及ぶその特集にはまったく興味がわきませんでした。
でもそれだけではないのです。今度は次の2月3日の月曜日のニュースナインでのことです。
この日はこの番組のキャスターである大越アナが、再びタイの暴動を取材するためにタイへ飛んでいるのです。
大越アナが海外に飛ぶのは珍しくないのですが、前日の海外ネットワークでキャスターがタイに飛んで詳しく詳しく報道したばかりなのに
なぜ二日連続で現地まで行ってこの問題を15分間にも渡って大きく取り上げなければならないのかと、大いに不審に思いました。
先ほども申しましたがタイの暴動は決して大きな話題になっているニュースバリューにある出来事ではないと思います。
それを二日連続でわざわざ日本からキャスターが飛んでまで特集で報道するほど価値のあるニュースではないはずです。
NHKは国民の受信料で持っている放送です。したがってニュースの選択も国民目線でなされなければいけません。
でもこの二日間のキャスターが現地へ飛んでまでのタイの報道は決してそうしているとは思えません。
何かNHK内部の事情により、仕方なくなされたことのようにさえ思えるのです。
この疑問を解決するために、こうした番組のディレクターにお聞きしたいのですが、はたしてニュースバリューを考えて、国民目線でニュースの素材を選んでいるのでしょうか。
民法と違って視聴率をそれほど気にしなくても良いNHKだけに、あえてこのことを聞きたいのです。
海外ネットワークもニュースナインも私がもっとも楽しみにしている番組なのです。
その2つの番組に続けて2回も失望させられたために、あえてこの記事を書いた次第です。関係者のお目に留まればいいのですが。
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