なぜ寿司を1貫、2貫と呼ばなければいけないのか?
寿司屋にはそんなによくいくわけではありませんが、いくと必ず気になることがあります。
どちらもメニューに関したことなのですが、一つは数(個数)についてです。
これは何も今に始まったことでもないのですが、たいていの寿司屋さんでは個数は1貫,2貫というふうに貫で表示しています。
昨日の寿司屋さんはこう表示していました。<寿司特上 12貫 2500円>
つまりランクが特上の寿司12貫が2500円ということです。
これを見て思うのは、<寿司特上 12個 2500円>ではダメなのかということです。
それ以前に感じるのは、なぜ寿司の数え方が1貫、2貫でなければいけないか、という疑問です。
そもそも貫とはどういう意味なのでしょうか。貫とは1個、2個という数の単位であると、どこかに書いているのでしょうか。
貫と言う意味を調べて出てくるのは、むかし建築用語として使われていた重さの単位で、一貫は3.75kgである。ということぐらいです。
でもネットでさらによく調べてみますと、<貫は個数ではなく分量を示す単位で1貫あたりのお寿司は40~50グラムに相当します> などというわけの分からないことが出ています。
まあそうしたことはともかく、寿司を1貫、2貫と呼ぶことにはどうしても違和感を感じます。
1個、2個という普通の数え方にしたほうがいいのではないでしょうか。
なぜ値段を書かずに、時価と書いているのか
2つ目の疑問ですが、これはどの寿司屋さんにでもあるわけではありません。あるとしたら比較的高級な寿司屋さんでたまに見かけるぐらいでしょうか。
これもまたメニューに関することなのですが、メニューに値段が書いておらず、そのかわりに「時価」と書いているのです。
<時価>とは最近ほとんど見かけない言葉です。おそらく目にするのは寿司屋さんぐらいではないでしょうか。
では時価とはどんな意味なのでしょうか。それについてウィキペディアにはこう書いています。
時価とは
飲食店などにおける価格表示の様式のひとつ。 - 貴重な生鮮食品など、市場価格(仕入れ値)の変動により売値が定まらない商品に対して用いられる。
最も典型的には、寿司屋のメニューにおける「時価」がある。実際の価格は店員に直接尋ねて知ることが出来る場合から、会計を終えてもなお単価が幾らであったのか判然としない場合まで様々である。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ここにも書いていますが、寿司屋のメニューによく使われているが、実際の価格が不明瞭であるとされています。
要するに客はこの時価という表示に疑問を抱くのです。こうした店ではえてして料金トラブルが起りやすいのではないでしょうか。
以上寿司屋にいって抱く、二つの疑問についてでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿