耳に響きが悪い若者言葉が多いが
街頭で若い女性二人連れとすれ違う際、ふいに「意味わからん」という言葉が耳に飛び込んできました。
二人連れの一方が発したセリフなのですが。聴いた瞬間「この言葉きらいじゃないな」と思いました。
二人連れの一方が発したセリフなのですが。聴いた瞬間「この言葉きらいじゃないな」と思いました。
でもなぜなのでしょうか? それはズバリ耳への響きが良い言葉だからです。たったそれだけが好きな理由なのです。
というのも、耳にする若者言葉はゴマンとありますが、響きが良いものは決して多くはないのです。
逆に響きの悪いものの方は非常にたくさんあります。つまり若者言葉には嫌いのものは多いが好きなものは少ないのです。
人気お笑い芸人サンドイッチマンの常套句になっている言葉に「ちょっとなに言ってるのかわからない」というのがありますが「意味わからん」はそれを短くしただけで非常に良く似ています。
サンドイッチマンはお笑いコンビの中で好きなほうですが、でもこれだけが「意味わからん」が好きな理由ではありません。
好きな理由は耳ざわりが良いことと、もうひとつは次の理由からです。
好きな理由は耳ざわりが良いことと、もうひとつは次の理由からです。
「意味わからん」は必ずしも言葉通りの意味だけで使われているのではないと思います。
何かに対して単に「意味が分からない」ということを伝えるのがすべてではなく他にもいくつかの意味があるのです。
それがこの言葉を面白くしているのではないでしょうか。
「意味わからん」はいろんな意味を含んでいる
では他にどういう意味を含んでいるのかと言えば
・バカなことをいうなよ
・何が言いたいのだ
・あんたも暇だなあ
などではないでしょうか。
いずれにしても相手の言ったことに同調するのではなく、反論したいときに出る言葉に違いありません。
サンドイッチマン富澤の「ちょっとなに言っているのかわからない」もおもしろい
「意味分からん」が若者言葉として人気が出たのはお笑い芸人サンドイッチマンの影響が大きいのではないでしょうか。
ボケ役富澤が発する「ちょっとなにいってるのかわからない」がボケのタイミング良く、それがとてもおもしろいのです。
富澤は好んでこの言葉を使っていますが、これが若者言葉「意味がわからん」によく似ています。そのことも「意味がわからん」が流行る原因のひとつかもしれません。