2020年2月20日木曜日

国会でホテルのコネクティングルームが話題になっているが


コネクティングルーム
コネクティングルームの利用がなぜ問題になっているのか?

いま巷ではコネクティングルームが話題になっています。

コネクティングルーム、普段はあまり聴かないワードですが、なぜいまこれに関心が集まっているのでしょうか。

それはごく最近の国会の質疑で、男女のエリート公務員による海外での疑わしいコネクティングルームの利用が取り上げられたからです。

つまりこれを使っての国家公務員の良からぬ男女交際が臭うからなのです。


コネクティングルームの最大のメリットは外(廊下)に出ることなく隣部屋へいけること

コネクティングルームは外部はドアが異なる個別の部屋の体裁になっていますが、内部が自由に開けられるドアでつながった部屋のことをいいます。

こうした部屋は主に一流と言われる都市ホテルだけしかありませんから、一般にはそれほど知られていません。

構造は外部から見たらドアが別々の個別の部屋に見えます。でも内部は自由に開けられるドアでつながっており、部屋の外に出ることなく自由に行き来ができます。

したがって人に見られることなく(たとえ裸でも)隣部屋へ移動ができるのです。

この「人に見られず行き来できる」というところが、いま国会で問題になっている重要なポイントなのです。

コネクティングルームを利用するのは家族や親しいグループなど

コネクティングルームは家族や親しいグループなどが、廊下に出ることなく内部で自由に行き来できるように作られた部屋です。

とはいえ内部のドアを開かないようにロックしておきさえすれば、独立した部屋としても使えます。

数こそ少ないものの一流と言われる都市ホテルにはたいてい備わっています。


エリート国家公務員男女が海外出張で利用したから問題になった

いまこのコネクティングルームのことが国会で大きく取り上がられる大問題になっています。理由は海外出張に赴いた国家公務員の男女がこれを利用したからです。

普通の独立した2部屋の利用だとたとえ交際があったとしても問題にはならなかったかもしれませんが、一見独立した2部屋に見えるコネクティングルームを利用したのが問題なのです。

つまり人に知られず密会を楽しむ目的のために利用された疑いがあるからなのです。

なにしろ公費を使っての海外出張に行って、コネクティングルームを偽装用に使って浮気をしたとしたら問題にならないはずがありません。以下はそれについての東京新聞の記事です。

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首相、和泉補佐官を注意 厚労省女性官僚との海外出張で


 安倍晋三首相は、和泉洋人首相補佐官と厚生労働省の大坪寛子官房審議官が海外出張した際、ホテルの「コネクティングルーム」に宿泊した問題について、国民に疑念を持たれない行動をするよう和泉氏を注意した。菅義偉官房長官が19日の衆院予算委員会で明らかにした。
 両氏は2018年に同行した4回の出張で、外廊下を通らずに内部で部屋を行き来できるホテルの部屋を利用した。菅氏は「公務として必要な手続きを取って適切に対応し、公私は分けていると和泉氏から聞いている」と述べ、出張自体に問題はなかったとの認識を重ねて示した。
(共同)

出典・東京新聞

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