おもしろくて、ためになる
「おもしろくてためになる」とはシンプルですがなんとも含蓄のあるフレーズではないですか。あまりにもシンプルなので、まさかこれが日本の代表的な出版社のものだとは考えも及びませんでした。でもこれは紛れなく、日本有数の出版社である講談社の新しい企業理念を表すスローガンなのです。まずは下のプレスリリースを見てください。
「おもしろくて、ためになる」を世界へ
【講談社】新しい企業理念とロゴを発表
このた講談社は、日本国内にとどまらず、世界中の人々に講談社発のコンテンツを楽しんでいただくために、創業以来、弊社の方針である「おもしろくて、ためになる」の精神を英語で表現した新しい企業理念とロゴを作成しました。
「おもしろくてためになる」は小学生向け教育雑誌の キャッチコピーのよう
シンプルで飾りっ気のないこのスローガンを眺めていて思いつくことがひつつあります。
それはライバルでもある出版社の「小学館」がかつて出していた「小学〇年生」という
小学生向け学年別学習雑誌です。
この雑誌こそ、まさに「おもしろくて」+「ためになる」雑誌なのです。
講談社は、まさにここに目を付けたのです。
でも面白いだけでは物足りません。なぜなら面白いだけの本は読んだらそれで終わりだからです。
つまり「ああ面白かった!」 と思っても、読み終わったとたんにその感激も終わってしまい長く心に残らないのです。
では心に長く残るためには必要なのは何なのか?
そうです。それが「ためになる」ということなのです。
「面白い」+「ためになる」ということこそが、人々の心にインパクトを与え印象を長く残すのです。
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