一言で立ち飲み屋と言ってもそのスタイルはいろいろです。長いカウンターだけの店、四角いテーブルを囲んで立つところ、カウンターとテーブルが半々ぐらいの店などです。
これらの中で好きなのはカウンターだけの店ですが、それも、できれば20人分ぐらいの長いものが好きです。人がたくさんいて観察できるのが楽しいからです。
カウンターの立ち飲み屋はほとんどが一人客 独りで黙々と飲み続ける姿がいい
どなたかが「酒は一人で静かに飲むのがいい」と言っていますが、私もそれに同感です。
酒は賑やかに飲むものだ、という人たちもいますが、それは人々が連れ合っていく居酒屋のような店のことで、カウンターだけの立ち飲み屋にはあてはまりません。
なぜならカウンターだけの立ち飲み屋の客は圧倒的に一人が多いからです。そもそも人が立ち飲み屋にやってくるのは、独りでゆっくりと酒を飲みたいからなのです。
それには回りの人たちも静かな一人客の方であるのが望ましいです。それでこそ立ち飲み屋のカウンターだけの連帯感のような小気味いい気分が味わえるのです。
長いカウンターの立ち飲み屋がいい
私が最近よく足を運ぶ立ち飲みは地元の姫路より圧倒的に大阪の梅田あたりが多くなっています。理由は簡単です。
昔から飲み屋はより都会的な雰囲気が好きだからです。もちろん姫路だってそれほど田舎ではありませんから、そうした雰囲気を持つそこそこの立ち飲み屋がないわけではありません。
でも大阪に及ぶはずがなく、そうした点がいつも頭に持ち上げ、ついつい足を延ばすことが多くなるのです。
いうまでもなくその大阪で選ぶのはたいていは長いカウンターのある店です。いつの間にか立ち飲み屋はカウンターに限る、という考えが染みついてしまったのです。
大阪梅田 「飲み屋」だけでも千軒以上ある
私の大阪での立ち飲み歴はいったいどれくらいになるでしょうか。20代前半の頃から大阪に職場があったので、それ以来40歳くらいまで、かれこれ20年近く通っていました。
職場は中之島でしたが大阪駅前からバスで通勤していたせいで帰りはいつも梅田経由だったのです。
なにしろ梅田といえば、大阪屈指の繁華街で、飲食店がやたら多い場所で、それだけに飲み屋にはことかきません。
この界隈だけでもいったいどれ程の飲み屋があるでしょうか。おそらく何百軒もあるでしょう。いや何百軒ではきかず1000軒を越えるかもしれません。
それほど飲み屋がひしめいている地域ですから、知っているところも多く、その数は手と足の指をあわせても数えきれないぐらいです。
でも気に入っているところとなると別で、そちらの数は限られていて、片手の指だけでも数えられます。
いま気に入っている立ち飲み屋は
上で気に入っているところは片手の指だけで数えられると書きましたがそれは当然のことです。
というのは目下気に入っていていつも通っている梅田界隈の立ち飲みは2軒だけだからです。
2軒の店がなぜ気に入っているかは言うまでもありません。どちらの店もカウンターだけで、圧倒的に一人客が多く、みんな静かに独り酒を楽しんでいるからです。
蛇足になるかもしれませんが、店の場所と店名を書いておくと、一軒は梅田地下街ホワイティ梅田の赤垣屋、もう一軒は大阪駅前ガード下にある新梅田食堂街の初音という店です。
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