ホテル・ペンシルベニアは、1919年に当時のペンシルベニア鉄道がその社名を冠して創業。マンハッタンのど真ん中、ペン駅の正面に立地したその建築は威容を誇っており、ニューヨークの中では、ウォルドルフ・アストリアと格式を競っていた。 約2000室と規模は巨大で、一時は世界最大のホテルといわれた時期もあった。80~90年代には団体客用のホテルとして経営され、当時の日本発の団体ツアー客や出張者にはなじみの存在だった。 21世紀に入ると凋落(ちょうらく)は著しく、一時は歴史的建造物としてリノベーションが検討されたこともあったが、新型コロナウイルス禍はその希望を打ち砕き、最終的には20年に廃業、22年末から解体工事が始まった。 |
出典:エコノミストオンライン
上(枠内)の記事はニューヨークの名門ホテル「ホテルペンシルバニア」の閉館を知らせるインターネット情報です。
3年の長期にわたって世界中の都市で猛威を振るった新型コロナは産業界に大打撃を与えましたが、ホテル業界も例外ではなく、都市のホテルへの影響は甚大で、休業や廃業に追いこまれたところが数限りなくあるようです。
ニューヨークのホテルペンシルバニアもその中のひとつですが、個人的にも思い出ぶかいこのホテルが閉鎖されるのは残念で仕方がありません。
ここでは写真とともに在りし日のNYの名門ホテルをしのぶことにします。
ホテルペンシルバニア 築100年 歴史ある高級ホテル
7番街33丁目、マディソンスクウェア―ガーデンのまん前
ホテルペンシルバニアはニューヨーク7番街33丁目にあり、その場所が分かりやすいのは世界中の誰もが知っているスポーツの殿堂、あのマディソンスクエア―ガーデンのまん前にあるからです。
ペンシルバニアの名前に見るようにすぐ近くにペンステーションがあり、またニューヨークのランドマーク「エンパイヤ―ステートビル」へは歩いて行ける立地条件にあります。
スタットラーヒルトンの時代もあった
このホテルでジョンソン大統領や淀川長治氏に出会った
ジョンソン大統領
ホテルペンシルバニアは近年でこそ老朽化のため、クオリティ的にはホテルとしてのステータスは下がって往年の高級感は失っていましたがl、私が職場研修で訪れていた1970年ごろ(当時はスタットラーヒルトンホテルという名前)は、まだヒルトン系の高級ホテルとしての存在感は十分に保っており,
それをよく示すように、当時フロントオフィスで働いていた私はゲストとして訪れた当時のアメリカの指導者ジョンソン大統領や、日本からやってきた有名な映画評論家淀川長治氏などVIPの接客に当たったのです。
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