2025年9月9日火曜日

読売新聞 「人生案内」・時代を反映した相談の内容

 



読売新聞の「人生案内」が大好きです。

世に悩みごとの種はつきまじ、ではありませんが。AI時代に突入したとはいえ、人の悩みがなくなるわけではありません。

悩み事には恋愛、借金、人間関係など時代を問わない定番がありますが、見逃せないのは今の時代を象徴するような悩みのテーマです。。

以下は「人生案内」で最近取り上げられた2つのテーマのご紹介です。

 

(その1) メディア不信 情報偏る息子

2025/09/05 05:00

 50代の会社員女性。20代の大学生の息子が、最近は政治に興味を持っています。ただ、情報源がインターネットのみに限られているため、彼の政治に関する発言はひどく偏っていて危険だと思うことも多いです。 新聞やテレビについては「オールドメディアの情報を信じることは一切できない」と主張し、全く見ることはありません。そのため、一般常識的な部分が欠如していると思うところもあります。

 「ネット上の情報だけだと偏るよ」と私が声をかけても、「ネットから多角的に情報を集めているから偏らない」と聞く耳を持ちません。とにかく既存のメディアを毛嫌いしており、新聞の教育への活用にも、「情報操作だ」と批判的です。 メディア不信の強い息子にこの先、どのように接していけばよいですか。(神奈川・Z子)

(その2) 民間に就職 やりがい感じず

2025/09/06 05:00

 20代の会社員女性。今春から民間の企業で働き始めました。仕事にプレッシャーを感じる日々ですが、同期、先輩、上司と人間関係に恵まれ、何とか働いています。 ただ、私は市役所でのアルバイトなどを通して地域住民を支える仕事に魅力を感じ、学生時代は公務員志望でした。地元の市役所への就職は果たせず、父の知人の推薦で現在の職場に採用してもらいました。

 現在の仕事内容に不満はなく、目の前の仕事に全力で取り組むしかないと思っていますが、やりがいを感じられず、自分がなぜここで働いているのかとむなしい気持ちになります。公務員への未練からいまだに抜け出せず、友人が公務員の内定を得たため、ますます劣等感やモヤモヤ感を拭えません。 公務員に再挑戦して転職できてもうまくいくか分かりませんが、現職に一生をささげる自分も想像できません。今後どうしたらよいですか。(神奈川・A子)

出典:読売新聞オンライン