2010年8月1日日曜日

JR西日本に何が起こっているのか?


おそらくJR西日本を利用している多くの人は、このところずっと続いている電車の遅延には、もはや驚きを通り過ごして今やあきれ果てていることであろう。

一体、1ヶ月間に何回ぐらいの遅延があるのだろうか?などと、近ごろではその回数を数えるのも馬鹿らしいと思えるほどなのである。

まるで「反省も何もあったものじゃないではないか!」と言っていいほど、日々繰り返えされる遅延はひどいものなのである。

これについて一体運行責任者は何を考えているのであろうか。

一度テレビへでも出て、それについて釈明して欲しいと思っている人は多いと思うのだが・・・。

連日車内に流されるお詫びの放送も最近では怒りを通り過ぎて、むしろ滑稽にさえ聞こえてくる。

性懲りも無く流されるアナウンスだが、その遅延の理由についても理解に苦しむことがしばしばある。

それらの理由で最近多いのが、


 ・人身事故のため

・安全警報ブザーが鳴らされたため

 ・線路内に人が立ち入ったため

 ・架線にモノが引っかかったため

 ・踏み切りが異常信号を点滅したため

 ・遮断機が折れたため


などであるが、人身事故を除いてどうもこれらの理由はもっともらしいものを並べてはいるが、なんとなく疑わしく、でっち上げられたモノではないかという感じさえする。

なぜなら過去においてはこうしたことが遅延の理由に挙げられたことはほとんど無かったからである。

遅延が多くなったことの原因として予想されるのは、福知山線の大事故以来、運転に従事する人やそれを取り巻く内部の人たちが、とにかく事故に過敏になっており、走行中にちょっとした異変を感じた時は、その理由を考える前に、まず列車のスピードを落としたり、あるいは止まったりするようにと、うるさいほど上から教育されているのではあるまいか。

したがって運転手は極度な神経過敏に陥っており、かん違いも含めてちょっとしたことにすぐ反応してしまい、それが正常な運転を妨げ、強いては遅延の原因となっているのではあるまいか。

これでもか、これでもか、とでも言うほど、日々繰り返される電車の遅れを目の当たりにしている乗客としては、もはやそうとしか思えないのである。


先月の朝日新聞「天声人語」に面白いジョークが載っていた。読んでいない人のためにここで紹介する。


連日の電車の遅れに業を煮やした乗客が駅員に詰め寄った。

「こんなにいつも電車が遅れるのなら、時間表なんか要らないじゃないか」

すると駅員

「でも時間表がなければ、遅れたかどうか分からないですから」

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