約3年ぐらい前から、私は読んだ本をことごとく読書記録に残すことにしている。
A4用紙1枚に5冊づつ、著者、出版社、出版年月日などとともに簡単な感想文を付している。
そのファイルが今月で40枚になった。
5冊x40枚で200冊、約3年間で合計200冊を読んだことになる。別に自慢するほどの量でもないのだが。
だが、今日のテーマはこの読書記録そのものではない。
実はこれは5年ほど前から私の習慣になっているのだが、読み終わった本は必ずネットの検索にかけることにしている。
目的は読んだ本が世間でどのように評価されたり、注目されたりしているのかとか、知らない作者については、どのような経歴の人なのかなどを調べるためである。
長年にわたって多くの本をこうして調べていく間には、時には検索にかからない本もありそうなのだが、いまのところはそれがないのである。
これまで検索にかけた数百点の本ことごとくが、ちゃんと検索に引っかかり、何らかの回答が得られるのである。
中にはずいぶん前に出版されたものもあって、こちらとしては危惧しながら検索にかけるのだが、そんな心配もどこ吹く風、内容紹介やらがちゃんとまとまった文章で応答されるのである。
検索にかける本は別にベストセラーであるわけではなく、中には無名の作者による、目立たない作品もあった。
でも、作者、作品のネームバリューなどには関係なく、ちゃんと答えを出してくれるのである。
こうしたことがはたして辞典などでも可能であろうか。例えば専門家が出版物を調べるのに従来からよくつかわれている書物に「出版年鑑」というのがある。
いま私の手元には2007年版のこの年鑑があるが、2冊ぐみで数千ページに及ぶ、暑さが15センチほどのすごいボリュームの書物である。
価格も3万円というからすごいものである。
そんなボリュームのあるすごい年鑑をもってしても、決して現在のすべての出版物が紹介されているわけではないのである。
載っているものはせいぜい1年前ぐらい前までのものであり、その後のものは載っていない。
これがネットだと、わずか1ヶ月前に発行されたものでも、ちゃんと載っているのである。
書物を調べるというわずかこの1点だけをとっても、インターネットの力のすごさを改めて認識させられるのである。
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