2009の順位 これからさらに2つ下げている |
昨日の朝日新聞によると最近国連関係機関から発表された世界の豊かさ指数で日本は第12位だという。
この指数だが、過去をさかのぼって眺めてみると、2004年が第7位、2009年が第10位となっていて、年を経るごとに次第に下がってきているのである。
かつてはジャパン アズ ナンバーワン ともてはやされてきたわが国だが、今や豊かさが12位まで凋落してきたとは情けない。
今後も景気が上向きになる気配はまったくなく、それどころかあらゆる経済指標は悪化するばかりで明るい材料は一つもない。
したがってこの豊かさ指数が今後上昇するとは考えにくく、現在の12位というランクを守るのも困難なことに違いない。
いったいこの先どれぐらいまで順位を下げていくのだろうか。
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豊かさ指数、日本12位
国連開発計画(UNDP)は2日、2011年版の人間開発報告書を発表し、各国の生活の豊かさを示す「人間開発指数」(HDI)で日本は12位だった。
4位の米国は、国内の不平等の度合いを加味した「不平等調整済み人間開発指数」(IHDI)は23位で、深刻な国内格差が浮き彫りになった。
HDIは、平均寿命や就学年数、生活水準などを総合評価して、生活の豊かさを示す指標。
11年版は、データを入手できない北朝鮮などを除く過去最多の187の国と地域が対象で、ノルウェーが1位だった。
上位10カ国はいずれも欧米の先進国とオーストラリア、ニュージーランドが占め、下位には最下位のコンゴ民主共和国などアフリカ諸国が並んだ。
韓国は15位、中国は101位だった。
IHDIでは大きく順位が下がる米国では、各地で「ウォール街を占拠せよ」を合言葉に格差抗議デモが行われており、UNDPは「所得分配の不平等、教育機会の不平等、健康保険の不平等がある」と指摘した。
日本のIHDIはデータがそろわなかったため、算出されていない。
朝日新聞(2011/11/3)
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