電車の中吊り広告に京都劇場で上演中の劇団四季によるミュージカル「MAMMA MIA!」の広告が出ていた。
マンマミーヤ これまで何度も見たり聞いたりしたことがある外国の言葉だが、はて、なんと言う意味だったかが思い出せない。
しばらく考えていて、ふと、昔ホテルマン時代に常連客だったイタリア人バイヤーの"ピロッティ"という名前の人を思い出した。
名前を覚えていたのも不思議なくらいなのに、なぜかその表情までが頭に浮かんできた。
その人はどういうわけか、私の勤務するフロントオフィスによくやってきて、何かといえば大げさに肩をすくめて「マンマミーヤ」という言葉を口に出していた。
そうだ、彼がしゃべっていたあの言葉だ。マンマミーアはイタリア語だったのだ。そこまでは何とか思い出した。
でもまだその意味が定かではない。何か英語の「オーマイゴッド」のような意味ではなかっただろうか?
その夜帰宅すると真っ先にパソコンに向かいネットで調べてみた。
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MAMMA MIA とは
マンマミーアは、世界中で使われる有名なイタリアの言葉。ボヘミアンラプソディでフレディマーキュリーも叫んでました。
直訳すると「おれのかあちゃん」、意訳すると「なんてこった」という感じ。
英語でいう「Oh My God」です。母親中心社会のイタリアならではの言葉です。
直訳ではMAMMAが母さんでMIAが俺の、となる。ただし、MIAは女性名詞につけるもので、これがお父さんだと、mio になるのだ。
つまり papa mio のようにである。
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やはり「オーマイゴッド」の意味に近いという、うろ覚えの記憶は当たっていた。
そうなんだ。マンマミーアはそういう意味だったのだ。
アメリカ流に首をすくめ、両方の手のひらを上に向けて、オーマイガッド! としゃれてみるのもいいが、ときにはイタリア流に、マンマミア! と大声を出しながら両手を大きく広げて、驚きの表情をするのも悪くない 。
ストレス発散のために、皆さんも是非1度やってみてはいかがですか。
でもこんなのん気なことを言ってる場合ではないかもしれない。
おりしも今イタリアは、国として空前の経済危機を迎えていて、まさに国家の経済が破綻するかどうかの瀬戸際にまで追い込まれているである。
おそらく今イタリア全土では、マンマミーア!と嘆き声を上げて天を仰いでる人が多いのではないだろうか。
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ミュージカル「マンマ・ミーア」作品紹介
舞台はギリシャ・エーゲ海の架空の島にあるホテル。ホテルのオーナーであるドナ・シェリダンと娘のソフィーは、親子二人で仲良く暮らしていた。
そのソフィーの結婚式が明日に迫り、招待客が船で島に到着しはじめる。ドナは古い友人のロージーとターニャを迎えに行き、久し振りの再会に大喜び。
一方ソフィーは自分の友人達にある計画を打ち明ける。ドナの日記を盗み読みした彼女は、自分の父親候補が3人いることに気付き、その3人の男性にドナの名前で招待状を送っていたのだった。
ヴァージン・ロードを父親と歩きたいと願うソフィー。もちろんドナはこの計画を知らない。父親候補のサム、ハリー、ビルはそんな事情も知らずに、20年ぶりにドナに会いに戻ってくる。
観客が立ち上がり歌って踊るカーテンコール。世界150以上の都市で上演された世界的ヒットミュージカル『マンマ・ミーア!』。伝説のポップグループABBA(アバ)のヒット作22曲でつづられる、笑いながら目頭が熱くなる、「観る人まで幸せにする結婚」の物語。
インターネット「ウィキペディア」より
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