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日本人の英語下手は超有名で、いまや世界中によく知れ渡っている。中でも会話力はひどいもので8年以上習ってきた大学生ですら、外国人に道案内一つできないほどのお粗末さである。
こうしたひどい状態をを何とか解消しようとこれまで様々な対策が採られてきたが、いまだに一向に上達の兆しは見えてこない。
それでもなおこの状態から脱出しようと、いまでは公立小学校で5年生から英語授業が始まっている。
でも週に1コマのレッスンではたいした効果は期待できない。
ではこの先日本人の英語力を今後どうしたらいいのだろうか。それはこうである。
つまりこれまでいろいろ対策を講じたのにもかかわらず一向に会話が上達しないのは、日本人は英会話に対する適正が決定的に欠けているからなのである。
この適正を修復しなければいくら学習しても上達は無理なのである。
でもこれを直すのは非常に難しく、困難であると言ってもいいくらいだ。
したがって会話の方はこの辺で諦めて、インターネット時代で今後ますます必要になる英語読解力をつけるために、学習時間をすべてこの読解力の訓練に集約するのである。
日本人が英会話が上達しない最大の原因は羞恥心の強さだと言われている。つまり、口に出して失敗することを極端に恥じるのである。これが英会話の上達を阻んできたのだ。
でも読解力の学習にはそんな心配はない。それは読解力の学習は人を相手にしなくても、一人でいくらでも訓練ができるからだ。
さいわい今ではトーイックとかトーフルなど、読解力の効果はかるテストもたくさんある。こうしたテストをフルに利用して徹底的に鍛え上げればいいのだ。
そうして読解力に自信がつけば、おのずと会話力上達に繋がるのではないだろうか。
インターネット上では英語コンテンツが7割を占める
いまインターネットでは7割近くのコンテンツが英語によって書かれている。
ということは、英語の読解力がなければ、そうした全体の7割にも及ぶ情報が理解できず、見捨ててしまうことになるのである。
質が高いと思われるそうした情報を見捨ててしまって、果たしていいのだろうか。
いやそんなはずはない。それを見捨てるということは、米国を始め英語圏からの価値ある情報をいち早く知ることができなくなるのである。
もちろんそれらの一部については翻訳して後で届けられるだろうが、それでは情報の選択が人任せになってしまうのである。
したがって自分で選択して読むためにはなんと言っても英語読解力が必要なのだ。
いま日本人の英語力はアジアでも中国や韓国より劣っている。会話力のほうはもう仕方がないとしても、これから読解力をつける努力をして、何とかこの分野だけでもアジアのトップクラスの力をつけなければならない。
それこそが日本が国際社会で再浮上するための大きな力になるのではないだろうか。
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