3ヶ月前の本年4月にこのブログでとり上げた「電子足輪とは何だ!・ 有名芸能人に初の電子足輪装着命令」 http://tuneoo.blogspot.jp/2013/04/blog-post_11.html でも書いたたように、いま韓国では性犯罪者が急激に増えているという。
記事ではそうした性犯罪の前科があるものに対して、再犯予防のために行動を監視する目的で強制的に「電子足輪」を装着させるという事をとりあげていた。
だが今回の報道によれば、あの電子足輪装着よりはるかに厳しい罰として、強姦などの性犯罪者に対しては去勢という人道上の問題にもなりかねないような、驚くべき刑罰が科せられるというのだ。
しかしこのようないわば人権を無視したような厳しい処罰が必要なほど、現在の韓国における性犯罪は深刻な問題になっているのであろうか。
以下は米誌「ニューズウィーク日本語版」が伝えるその話題に関する記事である。
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強姦件数が増加傾向にあり、陰惨な事件も多い韓国で厳罰化がスタート
強姦などの発生件数が増加傾向にあり、陰惨な性犯罪が報じられることも多い韓国。先週、性犯罪関連6法の改正法が施行され、そこで性犯罪の厳罰化が明確にされた。
特に目を引くのは「親告罪」規定の撤廃だ。日本と同じく韓国では、性犯罪は被害者の告訴なしに起訴できない親告罪が適用されていた。
そのため、被害者が加害者に脅されて告訴取り消しや示談に持ち込まれる例が問題視されていた。今後は、家族や友人が代わりに告発できる。
成人男性が強姦の被害者として認められたことも画期的。強姦罪の対象は「婦女」とされていたのが、「人」に修正された。
アルコールや薬物の摂取による心神耗弱を理由に、量刑を軽減する規定もなくなった。児童や未成年を対象にした買春への刑罰も強化された。
これに先立ち3月には、性犯罪者の「化学的去勢」をめぐる法改正があった。
16歳未満を相手に性犯罪を行い、再犯の恐れがある者への薬物治療で、昨年初めて執行された。
それが今は被害者の年齢に関係なく、「性倒錯症」と認められるすべての加害者に裁判所が去勢を命じることが可能になった。
ファイン・グリーンウッド
ニューズウイーク日本語版 2013年7月3日
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