2013年7月9日火曜日

インターネットのせいで”価値がなくなったもの” ・ ”売れなくなったもの”  


辞書8冊とCD500枚 2年間1度も使ってない

仕事部屋のデスクの横には辞書専用の書棚とCDケースがずらりと並んでいる。

辞書の書棚には背表紙の幅が10センチほどもある分厚い国語辞典をはじめ、英和辞典など計8冊

ガラスドアのついたCDケースには実に500枚にも及ぶCDがびっしり詰まっている。


だがこれらの辞書やCD、振り返って考えてみるとここ2年ほど、まったく手に取ったことがないのである。


つまり必要性がないためまったく利用していないのである。「まったくない」ということは2年間にわたって利用回数がゼロであるということなのだ。

要するに2年の間に紙の辞書もC Dも必要とすることがまったくなかったのである。


しかしどうしてこんなことになってしまったのだろうか。それはすべてインターネットのせいである。


インターネットが紙の辞書もC Dも不要なものにしてしまったのである。


考えてみればこれほど壮大なムダも他にないのではあるまいか。


辞書とC Dの購入代金は少なく見積もっても30万円はしたはずである。それが今ではすべて無駄になリ、価値を失ってしまったのである。


こうした辞書やC Dのほかにもインターネットの出現で価値をなくしたものはたくさんある。


個人的に実感できるものを挙げてみれば「本」、「新聞」、「骨董品」などであろうか。


では価値がなくなったこれらの品物について個別に見ていくことにしよう。


<ペーパー辞書>

かつては言葉を調べるために辞書はなくてはならないものであった。その種類も国語辞典、漢字辞典、時事用語辞典、英和辞典、和英辞典、英英辞典、などと多い。

でもこれらことごとくの辞書類が今ではまったく必要ない。なぜならインターネット検索を使うと、どんな言葉でも一瞬にして意味が調べられるからである。

しかも英語にいたっては発音さえ聴けるのである。いまやペーパー辞書の出る幕はまったくない。


<C D>]

500枚のうち3分の2はクラシックで後はポップスと日本の演歌などである。これについても2年間まったく使っていない。

では何で音楽を聞くかといえば、YouTubeやその他の音楽サイトなどである。それで500枚のC D分をじゅうぶんカバーできるのである。


<本>

文学全集や歴史全集、文庫本を中心に1000冊以上本棚に並んでいる。

でも本のほうは辞書やCDに比べるとたまには手にすることもある。

しかし文学全集に限って言えば、ネットの青空文庫というサイトには本棚にある文学作品のほとんどは収録されているので、仮に家に1冊もなくても好きな作品がネットを使っていつでも読めるのである。


<新聞>

半年前に購読をやめて、いまはもっぱらネットの電子版を利用している。


<骨董品> 

フリーマーケットを利用して、これまでいろいろな古い品物を購入してきた。しかし以前だと、かなり価値があると思われていた骨董的な古い品物も、ネットオークションのせいでドンドン価値を失っている。

実際にオークションで試してみたのは次の商品である。

・30年前の英文タイプライター(レミントン製) 
・立派な鹿の角(2本)
・40年前の美空ひばりレコード集(レコード5枚と解説書1冊)

これら3商品ともめぼしい価値はなかった。特に美空ひばりのレコード全集は値さえつかなかった。


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