作家の半藤一利氏が宮崎駿氏との対談で語っていたのですが、日本の海岸線の長さは世界で第6位だそうです。
米国のカリフォルニア州ぐらいしか面積しかない狭い国であるわが国の海岸線が、米国を上回るほどの長さがあり、しかも世界で第6位とは驚きですが
北海道から沖縄までの南北の長さを考えるとなんとなく納得できるような気もします。
でも半藤氏は問題はその長い海岸沿いに人々が集中して暮らしていることだと言っています。
またこの海岸線沿いに54基もの原発があるため、これが攻撃を受ければ、核爆弾なしでも日本の国は壊滅する、とも語っています。
それにこうした長い海岸線に軍隊を集中させることは不可能あり、それゆえに武力で守ることは地形的に困難なのです。
こんな話を耳にしますと、いま中国や韓国との間で、かつてないほど険悪なムードが流れているだけに日本海側の海岸線の長さが気になります。
半藤さんが強調しているのは、長い海岸線を守ることは不可能だから、大事になるのが外交力であり、それで紛争を招かないようにするしか方法がない、とも述べています。
この点から考えて、今の安倍内閣の歴史認識の甘さには大いに問題があり、それゆえに中国や韓国との外交に大きな亀裂が入ったのだと結論を述べています。
それはともかく、日本の海岸線の長さについてあらためて認識させられました。
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