2013年12月4日水曜日

流行語の賞味期限は短い ・ 受賞が発表された時にはすでに期限切れ!



今年も流行語大賞なるものが発表されました。


この賞はもともとスポンサーがついているいわば面白半分の遊びの要素の強い賞ですが、発表後にはマスコミも大々的に取り上げたりしますので、いつの間にか年末の一大行事になってしまいました。


過去にこの賞を受賞したものや、あるいはノミネートされたものには思わず「うーん」とうなり声が出るような名言もありました。


個人的に最も好きだったのは、もうもうかなり前のものである「おやじギャル」と「草食男子」の二つです。


この二つの言葉はいずれも時代背景をよく表している傑作と言ってよく、賞味期限などはないようで、いま使っても違和感など少しも感じません。


つまり言葉として意味深であり、完成度が高く品格や格調を備えているからではないでしょうか。


しかし今年選ばれた4つの言葉いずれにもそんなものはなく、すべてが幼稚でレベル的にはきわめて低いのではないでしょうか。


それだけに賞味期限が短く、いずれの言葉もすでに使うのが憚れるぐらいです。


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<2013年新語流行語大賞年間大賞>に一言コメントを付け加えてみた


●「今でしょ!」⇒ 最初に使った人が予備校講師だったので、マッチングの意外性が受けただけ。(賞味期限切れ)
(東進ハイスクール東進衛星予備校・林修さん)


「お・も・て・な・し」⇒ もともと日本語として日常的に使われている言葉でオリンピック開催地決定という大舞台で文字を一文字づつくぎって発音したことが受けただけ。(賞味期限切れ)
(滝川クリステルさん)


「じぇじぇじぇ」⇒ 語感がよくないので、はじめからあまり使う人はなかった。(賞味期限切れ)
(ドラマ『あまちゃん』作者・宮藤官九郎さんと主人公役の能年玲奈さん)


「倍返し」⇒ 恨み、つらみを晴らすようなイメージが良くない。(賞味期限切れ間近)ただしドラマが海外でも人気を呼んだため、台湾などでは今でも使われている様子。
(俳優・堺雅人さんとTBS『半沢直樹』チームさん) 

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