2013年12月17日火曜日

超不思議な大国インド ・ 世界の企業が欲しがる優秀な大学生が沢山いるのに、トイレのない家庭が4割もある

  

12月15日のNHKの「海外ネットワーク」という番組で注目すべきニュースが放映されていました。


それは世界で最も優秀な生徒が集まる大学のひとつである「国立インド工科大学」の来年の卒業生の獲得を目指して、世界各国からのスカウトマンが殺到した様子を報じたものです。


この大学の卒業生はアメリカの「ハーバード大学」や「スタンフォード大学」、あるいは「MIT」などにも劣らないほどの秀才ぞろいで、世界からIT分野を中心に人材獲得のスカウトマンが大挙して集まっているのです。


すでにこれまでも米国を中心にして多くの卒業生が海外の有名企業に就職していて、中には技術者の半分をこの大学の出身者が占めている有名企業もあるほどです。


さらに驚かされるのは、この大学の新卒の初任給が最高で2000万円にも及ぶ人がいるということです。

20代前半の若者が就職したばかりで年収2000万円も貰うほど、ずば抜けた秀才がこの大学にいるのです。


また日本からも関西の医療器関係の会社からスカウトマンがかけてつけており、多くの学生と交渉の末、3人の学生の内定を取り付けたと報道されていました。


話は変わりますが、インドとはまことに不思議な国です。つい1ヶ月ほど前も、同じ海外ネットワークの番組で、この国の”トイレット事情”を取り上げていましたが

インドではトイレがない家庭が4割近くもあり、いまだに外へ出て野原などで用をたす人々の光景を見るのは日常茶飯事だと報じていました。

また家にトイレがないためにお嫁さんがこず、結婚できない男性がたくさんいるのだということも付け加えられていました。


このように一方では世界の有名企業のスカウトマンが人材獲得に押し寄せる大学があると思えば、

いまだに国民の4割近くがトイレのない家に住んでいるというような大きなギャップを抱えている大国は世界の主要国の中でインドをおいては見当たりません。


まさに不思議な国インドです。

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